1/7(土) 【電験3種カウントダウン】
2023年最初の
公式ストックボックスを
お届けします。
今回は、
電力と法規の両方で出題
されている項目の電線のたるみ等及び
法規の支線の張力に関する公式です。
過去分はこちらから
①公式ストックボックス
101. 電線のたるみ
電線を張る場合、支持点間で適切なたるみ(弛度)をもたせて施設しなければならない。
いま、径間をS[m]、電線の最低点の水平張力をT[N]、電線1m当たりの合成荷重をW[N/m]とすると、電線のたるみD[m]は次式で求められる。
径間S:Span。
水平張力Tに対する安全率βを考慮するような出題の場合、上式のTをT/βに変えて計算する。(出題例:法規2015年度問11(b))
102. 電線の実長
支持点間に張った電線の実長L[m]は、径間をS[m]、電線のたるみをD[m]とすると、次式で求められる。
式からわかるように、電線は実際の径間の長さよりも右辺の第2項分長いものを用意しなければならない。
電線はカテナリー曲線を描く。
103. 支線の張力
支線は、電線を張る支持物(鉄筋コンクリート柱など)を支え、強度を分担するために張られる鉄線のことである。
いま、地面に垂直な支持物に対し、電線の取付高さをH1[m]、電線の張力をP[kN]、支線の取付高さをH2[m]、支線と地面との角度をθとすると、支線の張力T[kN]は次式で求められる。
図2:支線の張力計算
(No.103用)
電線の取付高さH1と支線の取付高さH2が同じとき(H1 = H2)、上式は次のようになる。
テキストによっては角θを支持物との間の角度で取る場合があり、その際はcosθのところがsinθとなるため、注意が必要です。
引き続き、過去問音読をどうぞ!
過去問音読2周目
ここでは、上期に行いました過去問音読を
下期対策として再び行っています。
毎日6問 継続中!
<10年分660問中482〜487問目>
<進捗率:73.8 %>
本日もご覧いただきまして
ありがとうございました
2023年週間スケジュール
月:理 論
火:電 力
水:法 令 文
木:機 械
金:法 規
土:Formula
日:法 令 文
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【電験3種下期試験まで 約3ヶ月】
11週と1日
※下期試験日は3月26日(日)です。