■ 9/30(金) 【電験3種カウントダウン】
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下期試験まで 177 日
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本日は9月最終日ですね。
慌ただしい中にも、一息ついて
勉強できる時間を取りたいものです
前回Quiz解答編
第1問:一般、600、50
第2問:停電、充電、常用
第3問:定格、300、原動
【前回Quiz】⇒<Quiz132> 法規29
今回は電気数学④(最終回)として
「ベクトルオペレータ」というもの
を取り上げます。
これは電験3種の範囲では
必ずしも勉強する必要はないもの
かもしれませんが、
ベクトルの関係を簡単な複素数で表せる
ベクトルオペレータとそれを用いた計算、
また、複素数平面上でのベクトルの回転や
位相の進み・遅れとの関係などについて
知っておくといいのではと
思いましたので投稿しました。
※今回もQuiz形式ではなく紹介のみです。
数学Quiz
ネットで調べてOK
答えは次回のQuizで!
第1問(オイラーの公式)
オイラーの公式は、次の関係式で表される。
右辺は、複素数平面上の大きさ1、偏角θの点を表しており、これが左辺の指数関数と等しいことを表すものである。
例えば、次の偏角を代入すると、
・θ=0°のとき、e j0°= 1
・θ=180°のとき、e j180°= -1
となる。
※偏角は[rad]表記もあり。
第2問(90°のベクトルオペレータ)
オイラーの公式においてθ=90°のとき、
e j90°=cos90°+ j sin90°= 0+j = j
となり、このe j90°を
90°のベクトルオペレータという。
ここで、あるベクトル a+jb に対して、j(=e j90°)を掛けると-b+jaとなり、これは原点を中心に a+jb を90°左回転させたものとなっており、このとき位相は90°進むことになる。
逆に -j(=e -j90°)を掛けたとき(あるいは j で割ったとき)、90°右回転となり位相は90°遅れることになる。
※虚数単位を1回掛けるごとに、90°回転する。
第3問(120°のベクトルオペレータ)
オイラーの公式においてθ=120°のとき、
e j120°=cos120°+ j sin120° = -(1/2)+ j(√3/2)
となり、このe j120°を
120°のベクトルオペレータという。
ここで、β= -(1/2)+ j(√3/2) とおくと、e j120° =β e j0°=β、 e j240° =β e j120°=β2e j0°=β2となる。
このベクトルオペレータを使えば、位相差120°の三相交流の3つのベクトルを簡単に表すことができる。
※β(120°のベクトルオペレータ)を1回掛けるごとに、120°左回転する(位相が120°進む)。
過去問音読 ”再び”
10年分過去問音読
2周目
<37問目/660 >
気になった問題は、
解いてみるのもいいですね!
また、勉強の際、
テキストの「7回読み」の方も
ぜひ行ってみてください!
方法については
電験3種では数学の知識が不可欠です。
ただ、数学全範囲ではなく
電気数学①で示したような
特定の範囲で大丈夫ですので、
その中から必要と思ったところを
勉強していっていただけたらと思います。
本日もご覧いただき
ありがとうございました
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【電験3種下期試験まで 約6ヶ月】
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25週と2日
※下期試験日は来年3月26日(日)です。