国内小売業最前線
“不況に弱い”の定説通り、バブルが弾けて以降、
メンズファッション市場はサラリーマン層の買い控えが響いてジリ貧状態にある。
メンズファッション協会は、この状況から脱しようとカジュアルデイの普及やオシャレのPRに努めてきたものの
空振りが続き、一向に回復の糸口さえ見えない状況にある。
結果、メンズファッション業界をリードしてきた百貨店の紳士服・洋品販売額は、
後退に後退、縮小に縮小を続けてきており、ピーク時には約1兆円の規模にあった市場が、
2003年度で約6200億円にまで落ち込み、依然として歯止めがかからない状況となっている
(日本百貨店協会発表の「全国百貨店売上高」より)。
「高質」「こだわり」「本物」などを消費の基準にする新たなトレンドが出現
このトレンドとは、「高質」「こだわり」「本物」「トップファッション」といったことに
消費の基準を設けた“オシャレなオヤジ”や“ファッションオタク”がジワジワと
その数を増やしてきているということだ。
換言すれば、服装や身だしなみを女房任せにしてきたサラリーマン層の中から、
自分のこだわりやファッション感性を大事にしだしたオシャレな男達が仲間を拡げてきているということである

