シングルファザーって言うと、凄いねぇとか、ひとりで子育て大変だよねとか、認めてくれたり、応援してくれる人が多いです。
でも、そもそも私がシングルファザーになった理由は自分にも原因がある。良い部分だけを見られるのは、窮屈に感じたりもする。
だから、ありのままの自分を知ってもらいたいなと思う。
シングルになって10年経った今も私の心の奥底にはドロドロしたものがあって、それは忘れてはいけないことだと思うし、ちょっと吐き出したいなとも思う。
反省したいのか、理解してもらいたいのか、自分でもよくわからないんだけど、自分のために書いてみようと思います。
ちょうど10年前は東日本大震災があった年です。
世の中では家族の絆とか、人との繋がりを大切にしようと言われることが多くなっていたと思います。ですが、私の家族の絆は逆に崩れていってしまうことになりました。
シングルファザーになった理由は離婚です。
これから綴る内容をすごく簡単にまとめてしまうと、
シタ夫からの、サレ夫からの、シングルファザー。
という内容です。私はそもそも加害者側の人間なんです。気分を悪くされる方もいるかもしれないし、読みたくないなと思った方はここで戻ってもらうと良いと思います。
不倫した理由はセックスレスです。
長女が生まれたときから少なくなり、次女が生まれてかれは殆ど無くなりました。
年にしたら数回はあったかもしれないけど、私の要望に仕方なく応えるという感じで、ものすごく惨めな気持ちになったのを覚えています。
でも、私はセックスレスについては仕方ないことだと思っていました。自分でもネットで調べると、産後のホルモンバランスが崩れたり、子育ての疲れなどで、そうなることは普通にあるこだと。
だから、これは一時的なことで子育てが落ち着いたらセックスレスは解消されると思っていました。
でも、我慢するのは辛かったです。
次女が生まれて10ヶ月くらいの頃、元妻が昼間に友達と遊びに行くから、子供たちお願いしたいと頼まれることがありました。私は休みだったので、もちろんいいよ、楽しんできてねと送り出しました。
私が子育てしたり、家事をするのは結婚する前から普通のことです。休みの日は子供と一緒にお出かけしたり、夕飯を作るのはいつもの日常でした。
その日も子供たちの面倒を見ながら、いつも以上に家事をこなし、夕食は元妻の好きな天ぷらを作りました。
天ぷらって難しいですよね。個人的に、天ぷらは料理の中で一番難しいと思っています。手間もかかるし、技術も必要だし、揚げたてを食べてもらうために時間の調整も必要だし。
話が逸れました。
元妻の帰りを待ちわびていました。子育てや家事のこと感謝してくれたし、天ぷらもそこそこの出来だけど、喜んでくれました。
でも、やっぱりセックスは断られました。
なんかそこまでしてセックスしたい自分が嫌になったし、そこまでしても受け入れてくれない元妻も嫌になりました。性欲の問題というか、人として理解されていない、受け入れてもらえないという気持ちです。
でも、仕方なく受け入れられるのも惨めなものです。
これは私の性格の問題か、性癖の問題かわからないてすが、セックスしたくない相手としてもあまり意味がないんです。相手が気持ち良くないと、自分も気持ち良くないし、満足できないんです。
あのときはもういっそのこと性欲なんて無くなればいいのにと思いました。性欲があるからこんな煩わしいことになってしまっているだけで、性欲なんか無い方が夫婦関係もうまくいくのにって思っていました。