史上最低から二番目のイベント
企画ファッキン『小川屋』
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「十五さん、告知載せたいんですけど、先生の名前はどのように書くんですか?」

「何だ、お前、知らねえのか?勉強不足だな!先生は演歌一筋60年の大御所だぞ!」

「す、すいません、勉強不足で、」

「いいかぁ!ド演歌の演歌はド演歌のまま。艶やかの艶とかじゃなくて演歌そのまま」

「はい、それは分かります」

「で、ド演歌のドは、ドナ・サマーのド」

「え?、カ、カタカナって事ですよねぇ?
ドナ・サマーなんて名前も
久々に聞きましたけど、、」

「だ、か、ら、音楽には、国境も人種もジャンルもない。
大切なのは魂なんだよ!
だからドナ・サマー先生のドじゃなきゃダメなんだよ!
何度も言わすんじゃないよ!」

「ハイ、スイマセン」

「千三郎の千は千昌夫先生の千!」

「あ、ハイ、」

「で、三郎の三は北島三郎先生の三」

「え?、あ、ハイ、」

「千三郎の郎は忌野清志郎さんの郎」

「いや、じゃ、べつに三郎は、三郎さんそのままでいいじゃないですか?」

「いや、ダメなの!清志郎さんの魂を演歌に変えて伝えてるんだから!
ここが一番大事な部分なんだから」

「うわ、面倒くせー」

「何?お前、今、面倒くせーって言った?」

「いや、いや、言ってないっす!」

「あ、それから千三郎先生の先生は、
俺の高校の時にお世話になった、
水野学先生の先生だからな!」

「せ、先生ってのも省いちゃいけないんですね」

「そうだよ!くれぐれも斎藤先生の先生と間違えるなよ!」

「間違えようが、ないっすよ!
誰すか、斉藤先生って?
大丈夫ですよ。やっときます。
カタカナのドでド演歌、
漢数字の千に三郎で、
ド演歌千三郎先生でいいんですよね」

「まあ、そういう事だ!」

「面倒くせー。文字で書けば一緒じゃないすか!」

「何?また何か言ったか?お前!」

「い、いや、何も言ってないです。
んじゃ楽しみにしてますので、
宜しくお願いします。」

「んーん!大丈夫だ!んーん!」

「お願いします。ハア、それでは」

「んーん!よし!まかせとけ!んーん!」

「はあ、あ、、」

たかが告知の事で、
こんな長いやり取りがあったとかなかったとか、、。

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んーん!
キワモノ対決だが何だか知らんが、
ガキどもに大人の怖さってもんを教えに行くぞ!

皆ポカンとすんなよ!

いや、してもいい!
思いっきりヒケ、ヒケ、ヒケ!

おかまいなしに熱唱し、歌唱力をひけらかし、
引っ掻き回わすだけ引っ掻き回して
最後までワケわからない状態で終わらせてやる!

「貴方の記憶に残るより、貴方の心に残りたい」
(ついさっき見た誰かのツイートの引用だ!文句あるかー!)

アウェイ上等!
俺の演歌はいつでもロックだー!

覚悟しておけ!
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演歌もロックも魂だー!
と吠える千三郎先生。