「使い捨てカイロが何処にも売ってないから~」
とお袋が嘆いていたが、
「避難所でもっと辛い思いしながら寒さに耐えてる人達の事考えたら我慢だね!ストーブがあるだけありがたく思わないと」

「ストーブっていえば灯油がそろそろ無くなりそうだよ」
「じゃあ俺ちょっと灯油でも買いに行ってくるわ!ついでにガソリンも入れられればいいんだけど、もうこの時間じゃむりか?」

てな感じで車を出した。

午後2時か3時頃には大体どこも終了しちゃうらしいけど、ガソリンスタンドが二軒に一軒位の割合でやっているようになった。

20台位列んでるトコを横目に見ながら、
「けっこう空いてるなぁ。今から列べばガソリン入れられそうだけど、ここは灯油が売ってないしなぁ」

と、すぐ先にあるスタンドに行くと
「あれ!ここ本当に開いてんの?」
って位に空いてて、殆ど待たずに入れられた。

「ラッキー!」
んで
「灯油も欲しいんだけど!」
「すみません、灯油は有りません」
「え!?どういう事?」
「昨日あたりからやっとガソリンは少しずつ入ってきてるんですけど、灯油と軽油が東北方面に運ばれてて、この辺には次にいつ入って来るか分からなくて、」
「えー!そりゃ大変だ!ポリタンク1つ位は確保しておかないと」
ってんでまたあちこち走り回りながらも 従兄弟に電話。
「今度はガソリンよりも灯油が不足してるらしいぞ!」
「うちの店の目の前のスタンドにポリタンク持った人が列んでるから、まだありそうだ。頼んでおく!」
「じゃあ叔父さんさんと叔母さんさんのトコも困るだろうから、ついでに寄ってポリタンク預かって急いでそっちに向かうわ!」

どうにかギリギリで間に合い、ポリタンク4つ、4軒分の灯油を買い込んだが…。

こんな時にいつまでも寒い日が続いてやがる。

東北方面は足りてるのかな?