福島県いわき市の湯本から避難して来る途中、縁あってウチの実家で休憩をとってもらい、一緒にガソリンの調達に苦労をしながら、十何時間もかけてやっとの思いで東京に避難して来たある人からこんなメールが届いた。
(プライベート保護の為一部修正あり)
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○○です。温かい飯をたらふく食べて、温かい風呂にゆっくり浸かって、大切な仲間と沢山しゃべって、すごく充実した2日間でした。三五さんや○○さんに出会い、救われ、本当に感謝していると同時に人間も本当、まだまだ捨てたもんじゃないと実感しました。しかし充実した時間と共に残された人…特に老人、どうしてもほっとけなくて只今いわきに戻りました。本当、自分でもアホだなぁって思います。サービスエリアにはミネラルウォーターも山ほどありました。湯本は飲み水や食料も燃料もやっぱり足りていません。サービスエリアで大量に水と冷凍餃子を購入してきました(笑)レベル5に格上げされ、臆病者の僕は実際に怖いです。でも出来る限り自分のやれる事を、なるべく笑って行おうと思います。三五さん、○○さん今回の原発事故、間違った報道や嘘っぱちの救済処置、真実を書き続けて下さい。又、必ず健康でお会いしたいです。本当に感謝しています。ありがとうございました。明日から、自宅を出れない老人宅を食料と水持って巡回します。

いわき市常磐湯本
○○○○より

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俺はこの人を心から尊敬する。
そして、学んだ大きな事がひとつある。

本当の親切とは何か!

神様でもない人間が人を助けるなんて事、よほどの覚悟とリスクを背負わない限り出来ない。

リスクも苦労も背負わない親切は、ただの自己満足。

親切とおごり高ぶり紙一重!

口先じゃなく、まず行動!

こんな時だからこそ自分の為じゃなく周りの大切な人の為にリスクを覚悟で動くべし!と