アジアの雄 マニーパッキャオ敗れる | 電撃ネットワーク ギュウゾウ ブログ『ギュウゾウ新聞』 Powered by アメブロ

アジアの雄 マニーパッキャオ敗れる

6R失神KO負け・・・

衝撃の結末。


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■パッキャオが衝撃の失神KO負け マルケスとの因縁に決着
スポーツナビ 12月9日(日)16時59分配信


 これまで3度の激闘を繰り広げてきた6階級制覇のマニー・パッキャオと4階級制覇のファン・マヌエル・マルケス、究極ライバル対決の最終戦、「パッキャオvs.マルケスIV」が現地時間8日、米国ラスベガスのMGMグランドアリーナで行われた。

 両者ここまでの戦績は2勝1分とパッキャオが勝ち越し。しかし、いずれも判定決着にして接戦に終わっており、「ファンが抱いている疑念を払拭する」とパッキャオが言えば、「これまでの3試合も僕が勝っていた」とマルケスも一歩も引かず、ともにKOによる完全決着を誓って4度目のリングで対峙した。

 試合は序盤からパッキャオが好戦的に手数を多く出して先に仕掛ける。右ジャブから得意の左ストレートを伸ばすパッキャオに対し、カウンターパンチャーのマルケスは打ち返しの右ストレートや合わせの左フックで応戦する。
 先手のパッキャオ、しかし打ち返しとカウンターで攻勢を許さないマルケスといった形で試合は進むが、3Rに振るった右スイングフックのロングパンチでマルケスがダウンを奪取。だが、なおもマルケスは右ボディーストレート、左アッパーとパンチを散らして勝負を急がない。長期戦=判定も見越して慎重に試合を進める。

 しかし4Rでダメージが抜けたか、足取りに軽さを戻したパッキャオは右ジャブでマルケスの左ジャブを誘発し、これに左ストレートをカウンターで合わせてダウンを奪い返す。
 この挽回を機に、さらに攻めて出んとパッキャオは圧力を増していく。試合の流れはパッキャオにあり、なんとかマルケスがカウンターと打ち返しでストップしているという印象であったが、左ストレートを決め、さらに攻めんとパッキャオが出たところでマルケスの右フックが直撃。一目でKOと分かる分かる倒れ方で“フィリピンの戦う誇り”は前のめりに崩れ落ち、今年最も劇的な形でマルケスが究極ライバル対決の勝者となった。

 近い将来の引退も語っていたパッキャオだけにKO負け後のコメントが注目されたが、「少し休みます。数カ月後トレーニングを再開してまた戦います」とリング上で発言。プロモーターのボブ・アラムは「あるかもしれません」と5度目のマルケス戦を示唆して煽り、パッキャオも「(再戦は)問題ないです」とリベンジの意思を口にした。


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◇ウエルター級12回戦 マニー・パッキャオVSファン・マヌエル・マルケス(2012年12月8日 米ラスベガス・MGMグランドホテル)


 プロボクシングのウエルター級12回戦
6階級制覇王者マニー・パッキャオ(33=フィリピン)はリミットの66・6キロでパス。4階級制覇王者ファン・マヌエル・マルケス(39=メキシコ)は1・8キロ軽い64・8キロでパスした。両者は過去3度対戦し、接戦ながらパッキャオが2勝1分けとリード。

 最低保障としてパッキャオが2500万ドル(約20億5000万円)、マルケスが300万ドル(約2億5000万円)のファイトマネーを手にする「2800万ドル(約23億円)マッチ」。

 パッキャオが完勝すれば43戦無敗の5階級制覇王者、フロイド・メイウェザーJr(米国)との「世界最高のカード」の実現も現実味を帯びてくる。