中国から帰国しました
今回の訪中は、実父と二人旅。
父親の生まれた満洲国奉天市を訪ねる旅だ。
こうして街の人たちと交流できて
「中日友好」「再来」と手を振りあえる世の中を喜ぶ。
リアル三丁目の夕日。
まだまだ実働、オート三輪。
わははは、鼠先輩だ。
満州国奉天市紅葉町○-○○
戸籍や古い書物から調べた父親の出生地である。
旧満鉄社屋は瀋陽鉄道が接収しそのまま使われていた。
満洲時代の建物は老朽化のためどんどん取り壊されていた。
旧奉天市紅葉町は現在の昆明南街である。
ここは駅前開発で大規模店舗建設の為に古い建物は取り壊し中であった。
軍艦長屋と呼ばれた満鉄社宅が連立していた地域である。
うちのお爺さんは満鉄の助役だったから一軒家の社宅を与えられていたが、敗戦時にそこはソ連軍に接収され、この軍艦長屋に移り住み終戦後数年間そこで残務処理にあたっていたそうだ。もちろん子供だった親父もそこで過ごした。
満鉄社宅の暖房は高い煙突の下で炊いたスチーム暖房を住宅の棟全部に送っていた。
だから弁を捻ればすぐ部屋が暖まる。
当時としては日本本土より高い技術で暖房を行っていた。
スチームを回す鉄管は夏の暑い時期には水を回し冷房機器としても使われていた。
あと数年で満鉄社宅はすべて取り壊されるだろう。
この時期に訪れることが出来てよかった。
街で見つけた満鉄の社章入りのマンホール。
この旅は私にとって非常に大きなものだった。
ショックな出来事も嬉しい出来事もたくさんありすぎた。
改めて纏め直して書きたいと思います。