馴染みのカラオケバーにはヤマハ講師の同期とよく行っていた
22歳…今考えると自分たちは大人のつもりでも世間知らずのお嬢ちゃんの部類よね
2人とも実家暮らしだったし…仕事して給料もらって車に乗ってたって自立はしていない
そんな私たちがカラオケバーに居合わせた21歳と19歳の車の整備士の男の子たちに声をかけられた
何の話で意気投合したかは覚えていないけど、次の日曜には楽器店の練習スタジオに集まってた
私たち女子はヤマハ講師はしてるけどバンド未経験者
男の子たちはそれぞれ高校時代はバンドを組んで文化祭とかに出てたらしい
21歳がギター
19歳がドラムス
鍵盤しか出来ない私たちはとりあえずスタジオの備品のキーボードを使用した
4人ともカラオケは好きだけどバンドでメインボーカル担当するほどの自信はない面々だったから、歌のないフュージョンに挑戦することにした
カセットに録音してよく聴いてたASAYAKEをやってみる?という話になり、すぐにカシオペアのスコア譜を買ってコピーさせてもらった
触りだけちょっとやって後は宿題にしたのかな?
男の子たちは思ってたより全然いい感じで次回からがますます楽しみになったことを覚えてる
ただひとつ問題が…
ベースギターがいない
それでなくても櫻井哲夫の再現なんてとても無理な話
私は向谷実担当になり、同期の彼女は「シンセベースやる」と宣言して次のスタジオの日にコレを買って来た
櫻井哲夫のチョッパーには程遠いけど、この白いミニ鍵盤が意外にもちゃんとシンセベースの役目を果たしてくれていた
私はワケもわからずとりあえずコレを買った
やっぱりコピーバンドはね
ご本家の足元にも及ばないもんです
挑戦したことは無駄ではなかったけれど
そうそう…
このコンサートよかったー
エレクトーンの生徒にもカシオペアの曲を勧めていろいろ弾かせたなぁ