レオパとは
和名:ヒョウモントカゲモドキ
英名:レオパードゲッコー
学名: Eublepharis macularius
生息域:パキスタン・アフガニスタン
全長:20cm~
よく地表棲ヤモリとして扱われますが厳密には瞼のないヤモリとは違い、瞼があるのでトカゲモドキの仲間になります。
とても飼いやすく様々な品種が作出されており、価格も爬虫類全体で見ればリーズナブルな部類に入るので初心者向けとされる事が多々ありますが、初心者からマニアにまで幅広く末永く愛されるとても魅力のあるトカゲモドキです。
ケージについて
餌・水について
最近では国内外の各メーカーから様々な人工飼料が販売されており、それらの単用でも生涯飼育可能な製品が多々ありますが、実は最初からあっさり人工飼料を食べてくれるレオパは少ないです。
食べさせるにはまずピンセットから餌を食べるようにする必要があります。
専門店から購入の場合はお店でピンセットに慣れている場合が多いため最初は専門店での購入をお勧めします。その際に実際に餌を与えてもらいご自身の目で確認出来ればベストです。
ピンセットから食べるようになって暫くするとピンセットを見せただけで先端に食いつくようになるので、その状態で食べさせたい餌をピンセットで差し出してあげれば食べてくれます。
少々時間がかかる方法ではありますが、1番確実な方法ではないかと思います。
餌はベビーのうちは毎日食べるだけ、成長に伴い回数を減らしていきアダルトは週に2回くらいで大丈夫です。
水に関しては基本的に霧吹きで与えてください。
レオパに限らず多くの爬虫類は水の動きによる光の反射で水を水と認識するので水容器に置いておいても気づかずに飲まない場合があります。
生体に霧吹きをかけると気化熱で体温が奪われるから直接かけてはいけないという話も聞きますが、気化熱でどうこうなってしまうなら野生の個体は雨が降ったら絶滅してしまいます。なので霧吹きは1日に1回、ガッツリとやってあげてください。
イメージとしては、この写真くらいの水滴がつく程度で問題ありません。
温度・湿度について
爬虫類を飼うというと、どうしても避けて通れないのが温湿度管理になります。
とても難しそうで多くの初心者の方が尻込みしてしまう要因の一つではありますが、これに関しても人工飼料同様に各メーカーから様々な製品が販売されており、それらを使用することでなんの問題もなくクリアすることが出来ます。
レオパに関して言うのであれば、写真のようなシートタイプのパネルヒーター1枚で殆ど問題ありません。
数字の話をすると、「暖かい場所で30℃、涼しい場所でも25℃を切らないように」などと言われます。確かに理想を言うのであればその通りなのですが、そこまで細かく意識していると疲れちゃうしキリがないので最初は深く意識する必要なんてありません。そのための専用暖房器具なんですから。
ただ一つだけ注意点があります。それはケージをヒーターの上に置く際に、ヒーターが当たらない場所を作ることです。これをケージ内に温度勾配を作ると言いますが
要するに爬虫類は変温動物で周りの温度に体温を左右されてしまうので、活動をするために体を温めれる場所と就寝時にクールダウンするために涼しい場所の両方をケージ内に作るだけです。
その方法は写真のようにケージの半分だけヒーターの上に乗せるだけです。
これであとはレオパが自分でコントロールしてくれます。
次に湿度ですが、これは上記の水の部分で1日に1回ガッツリ霧吹きしてくださいと書きましたが、それさえしていれば何も意識しなくても大丈夫です。
注意点としては1日を通してビシャビシャの状態にはしないようにしてください。常に濡れている状態だと足の裏などの地面と接している部分にケガをすることがあります。
まとめ
爬虫類の中でもトップクラスに流通量も多く飼育情報も入手しやすいので、初めての方でもストレスなく飼育を楽しんで頂ける生き物です。
デンドロパークでも名古屋・静岡の両店で常時豊富に在庫しております。
生体購入時には当記事より詳細な説明はもちろんのこと、アフターケアもしっかりと行わせて頂いております。もちろん先ずは見てみるだけでも大丈夫です。一番最初に書いた通り、様々な品種が存在しており店頭でご覧頂くだけでも楽しめるかと思います。
飼育をご検討の際は是非デンドロパークまで足をお運びください。


