こんばんは。
毎年、この時期は、「JRSで購入したレオパが餌を食べません」というご質問をよくいただきます。
レオパードゲッコウはご存じのとおり世間で最も飼育の普及した爬虫類のひとつですが、意外にも神経質な面があります。
特に、ショーなどで移動を伴った場合、新しい環境に馴染むまで、ベビーなら2週間、アダルトであれば1か月程度、全く餌を捕らないことが多々あります。
Geckoetcのスティーブサイクスは、尻尾の太い状態良好なアダルトのレオパをデリカップで管理して、水だけを霧吹きで欠かさず与えるだけで、なんと半年生存可能であることを実験的に確かめています。その時の生存率は10頭中10頭だったとのことですから、しばらく餌を採らなくても、よく太ったヤモリであれば心配無用であることがよくご理解いただけると思います。
ベビーはさすがに体力がないので、2週間を過ぎると捕食しはじめますが、アダルトは一か月くらい辛抱してなにも受け付けないことがあります。
大切なのは、もしそうした神経質な個体に出会ったら、新しい環境に馴染むまで、あまりいじらずに、じっくり辛抱して環境に慣らせてあげてください。
そして霧吹きによる水分補給だけは3,4日に一回忘れずに行ってください。
上記を守りストレスを与えない適切な管理をすれば、そのうち必ず餌を食べるようになります。
スティーブサイクスのヤモリはご存じのとおりプリプリに太っているので体力も十分です。
エサはイエコとミルワームで育っていますので、慣れるまではイエコを与えるのが無難です。
それでは、スティーブサイクスの美しいヒョウモントカゲモドキ(それ以外もいるかも)の数々、どうぞご堪能ください。
デンドロパーク
akitos@ma.tnc.ne.jp
090-2047-4856