矯正歯科の選び方
世界の歯科医療はインターディスィプリナリと言って、専門医間連携診療が普通です。
我が国では、なぜか、昨日まで大学で教鞭を取っていた教授でも、新卒でも、
ムシ歯の治療は治療と、同じ額の治療費で行われる、変な社会主義の仕組みの上に成り立っています。
明らかに子供のためのしつらえの医院でおじいさんの入れ歯までやっている
(そうしないと経営が成り立たないシステムでもありますが)
・・・といった世界でも稀に見る変な百均歯医者が乱立する情勢です。
例えば、アメリカでは、ムシ歯はムシ歯の、歯周病は歯周病の、
矯正治療でも、子供だけ、見えない舌側だけと言ったふうに、専門分科がなされています。
専門医間連系治療では、複数軒への支払いとなりますゆえ、お金のない人たちは、
あの、トランプの壁(アメリカからの出入りは自由、メキシコ側からは禁止)で待つ歯科バスにのって、
メキシコまで安くて低級なサービスを受けにゆきます。
さて、本題ですが、最近我が国でも徐々にではありますが、専門医が誕生しつつあります。
矯正歯科の分野について言えば、専門医会、学会、成人矯正、が一つになって第一回統一矯正専門医試験が行われ、
400名弱の通過者を輩出しました。認定はまだですが、もうすぐのことと思われますので、後少しお待ちください。
現在、矯正治療は研修も受けていない歯科医の手ばかりでなく、
クロネコヤマトまでが”歯を動かす”治療に手を出して来ております。
はっきり言って、相対性理論と1900年の開闢を一とする、
歯科医師免許取得後3700時間の研修が必要とされる、
セファロを駆使した診断から計画される矯正治療が安心安全に行われるはずがありません。
矯正治療は、抜歯非抜歯の診断もせずに、
歴代ビッグネームのレジェンドたちが生涯をかけた治療で抜歯比率70%のはずが、
全症例非抜歯で、口をデカくし、顔をでかくして行われるものではありません。
以上長くなりましたが、矯正歯科医選択の決め手はその専門性にあります。歯の治療は歯科医に、
歯の矯正は矯正歯科医に任せることが肝要です。突き詰めていえば、歯の治療には矯正歯科の看板がないところ、
歯の矯正には歯の治療の看板がないところ・・・が無難です。
0に戻すのに5年はかかるとして2005年に師によって誕生した専門医会(https://www.jso.or.jp/html/aboutjso/jbo.html)。
お金をドブに捨てる以上に、心身の健康にまで悪影響を及ぼす、診断もしない出鱈目矯正の蔓延にストップをかけるためにはこれしかないでしょう。
絶対避けるべきところ
1. 非抜歯矯正歯科歯科やっていないところ
2. マウスピース型矯正装置のみで、リカバリーのためのワイヤー矯正をやっていないところ。
3. セファロ=頭部エックス線規格写真の設備のないところ。
4. ホームページに症例の掲示がなくイラストなどで代用しているところ
それぞれの理由についてはいずれまた・・・仕事に遅れてしまいます。
youtube.com/@user-EluaLove8720 https://blogmura.com/profiles/11154434/?p_cid=11154434

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