“ 東京オリンピックに備えて日本人の歯に対する意識を向上せよう!”
“口腔衛生法の樹立を目指して”
「源流医療としてのオーラルケア=ダブハスな歯科医療」
これからの新常識=オーラルケア
「白く輝く真珠の首飾りより美しい歯列
・正しい噛み合わせの安定性
・すがすがしい口もと
・・・に留まらず
全身疾患予防のための
プライマリ・オーラル・ケアの確立のために
矯正歯科医 鎌倉dentofaco= http://dentofaco.jp
・・・が独自にが取り組んでいる諸問題」
2-2)ヒトの嚥下の生理学的背景
成長期にあるこどもの矯正治療において
不正咬合の成り立ちに
異常嚥下癖が原因で
奥歯は噛んでいるにもかかわらず
前歯がポカンと空いてしまっている
開咬=オープンバイト
・・・になる場合があります
ものの飲み方に問題があるのだから
いくら治療費をとって
装置を入れて
一度は前歯の開きが閉じたとしても
癖が直っていなければ
装置を外した瞬間に
また
前歯はポカンと空いてしまいます
本題に入る前に
作業仮説であることを踏まえて
異常嚥下習癖
・・・の成り立ちを
解き明かしてゆきたいと思います
私たちの歯は
まず
骨の中ででき
歯茎を破って
口の中に生えてきます
歯頚線といって
歯の頭=歯冠
・・・と
歯の根=歯根を隔てる
線まで顔を出すと
通常は
そこで安定し
それ以上生えることをやめます
なぜでしょう?
スカローピングといって
ベロのサイドには
帆立貝のような圧痕ができることがあります
巨大舌=著しく大きなベロの方
もしくは
くいしばりが強い方では
より顕著な圧痕が現れます
これ
すなわち
ベロのサイドが
健常者では
ベロの頭に軽く乗って
それ以上生えてくるのを
おさえているといった意見があります
また
歯の根をアゴの骨につなぐ
歯根膜の
シャーピー繊維と
シャーピー繊維と間の組織は
噛む力によって
ガラスのように
アモルフォスな硝子様変性を起こし
これによって歯が動かなるとも言われます
歯を磨かない方で
“若い頃はなんともなかったのに
50代を過ぎたら
急に歯と歯の間にたくさんの隙間ができた”
・・・とおっしゃる方がいらっしゃいます
これはかむ力が加わらなくなったことによって
その硝子様変性の部分に細胞が現れたからだ
なんてことも聞いたことがあります
鼻咽腔の炎症に啓発する
鼻閉と
その結果である
口呼吸でも
アゴは通常より
さらに下方に回転し
ベロのサイドが
歯の頭の部分を外れます
ストップは外れ
歯はさらに伸びてきます
前歯は離れます
掃除機の吸い込み口が
割れていたり
ゆがんでいたりしたら
シュ~~・・・といって
吸い込まなくなる様に
前歯の間に
ベロやくちびるをつっこまなければ
陰圧を作って
ものを飲み込むことができなくなります
爪
その他
ライナスみたいに毛布など
ものを噛んだりする癖
指しゃぶりによる歯の周りの骨の変形
・・・などによる
前歯のマイナスオーバーバイト
・・・を塞がなくてはならない場合にも
異常嚥下癖は現れます
今回の内容
ズバリ
“ゴックン”
・・・の
メカニズムについて
下図ふたつで示しました通り
嚥下=ゴクン
・・・の様相は
こどもとおとなで違います
(Courtesy T.M.Graber)
幼児型嚥下(内蔵型嚥下)
・・・では
笑ったり
表情を作ったりする
顔面筋を動かしている
顔面神経がイニシアティヴを取ります
成熟型嚥下(体幹型嚥下)
・・・では
アゴを動かしたり
歯の神経にきたりしている
三叉神経が先導して行きます
健常者では
だいたい前者である
ベロを突き出し
顔も動かして飲む
幼児型嚥下から
3歳頃
後者の成熟型嚥下へと
自然とスイッチします
矯正治療の先進国
米国では
我が国のように
自院で
レントゲンの撮影から
噛み合わせの調整
MFT= 口腔周囲筋訓練
・・・までおこなうのではなくて
インターディシプリナリ
・・・といって
レントゲンはレントゲン科
噛み合わせの調整は補綴科
・・・みたいに
ORAL MYOFUNCTIONAL THERAPIST
口腔周囲筋訓練士が
別個にオフィス開業しています
患者さんはそこを訪れ
サイコテラピストで行うように
別個に
またそこで$150前後のペイをして
指導を受けます
我が国では
おもにDH= 歯科衛生士
・・・が通常
矯正歯科医内で行っている現状です
以下シリーズで
2-3)正常な嚥下とは?
2-4)異常嚥下癖
2-5)MFT= 口腔周囲筋訓練
・・・について語ってまいります
3)神経栄養(ニューロトロフィズム)
18-15-第1章=歯編
1)前歯のライアビリティー
2)醜いアヒルの子の時期(アグリーダックリング)
3)リーウェイ・スペース
ちょっと難しい話でしたか?
もちろん装置を入れて
器械的に治療すれば
悪い歯並び・噛み合わせ
=不正咬合は治るのですが
疾患として確立し
治療に至る前に
未然に予防する
あるいは
治療には至るものの
その治療自体が
より大変なものでなくする
そういった予防医学の幕は
すでに揚がっているのではないでしょうか?
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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member