11-5-4) 歯から全身を観る医療 矯正歯科医の仕事
価値のある矯正歯科治療を求めて
歯列の拡大が許される非抜歯治療
「源流医療としてのオーラルケア=ダブハスな歯科医療」
これからの新常識=オーラルケア
「白く輝く真珠の首飾りより美しい歯列
・正しい噛み合わせの安定性
・すがすがしい口もと
・・・に留まらず
全身疾患予防のための
プライマリ・オーラル・ケアの確立のために
矯正歯科医 鎌倉dentofaco= http://dentofaco.jp
・・・が独自にが取り組んでいる諸問題」
非抜歯矯正治療
=矯正治療計画上どこの歯も抜かずに治療をおこなう
・・・とは
歯列を拡大することを意味します
すでに出ている歯を拡大すれば
もっと変な顔にもなるし
無理して広げれば
装置を外して
矯正力がかからなくなった時点で
もとの位置に
瞬く間に戻り
それまでの努力と時間が
すべて無駄であったことがわかります
しかし
症例の中には
拡大が許される
あるいは
拡大しなければならない
症例もあります
写真はアングルII球2類不正咬合の治療前後
取り外しの効かない
エッジワイズ装置で矯正治療しました
治療期間は2年6ヵ月
このような症例で
抜歯・非抜歯の診断を誤り
治療を行えば
下手をすると
引きこもったり
歩行困難となり
車椅子の
お世話にならなくてはならない
こともあります
成長期においても
歯列の拡大が許される場合があります
Prof. 葛西一貴
・・・は
縄文時代人と
現代人の頭蓋の比較
下アゴの基底部の幅は変わらないのに
ビシッと
いい歯並びの縄文時代人
・・・と比較して
現代人では歯の軸が
左右揃って
内側に倒れてきていることが判明しました
・・・だから
歯並びが悪くなったんですね!
研究の結果・・・
「食物をすり潰すようによく噛むこと」
・・・はアゴの成長を促し
歯が生えるスペースを確保することとなり
叢生の予防につながることが示唆されました
この研究では小児のアゴに
咬合力が
どのような影響を与えるのか
・・・を明らかにするため
噛みごたえのある「硬性ガム」を試料として用い
奥歯(第一大臼歯)で咀嚼する
力学解析シミュレーションを行いました
その結果
上顎の骨が接する鼻腔側壁
及び上顎正中口蓋縫合部に
咀嚼によって加わる力が
集中していることがわかりました
また
「柔らかいものなどを上下に噛むチョッピングタイプ」
・・・と
「硬いものなどをすり潰すように噛む
顎の横の動きが加わったグラインディングタイプ」
・・・を比較すると
「すり潰すように噛むグラインディングタイプ」
・・・の方が
上顎正中口蓋縫合部に
より大きな力が加わることが示されました
すなわち
噛むときに
鼻腔側壁や
上顎正中口蓋縫合部に
繰り返し力が加わることが示され
咬む力が
上顎の骨の成長点に
力の負荷をかけることで
口蓋部や鼻腔底幅の成長や
形成に関与している可能性が示されました
またその効果は
「すり潰すように噛むグラインディングタイプ」
・・・の方がより大きいこともわかりました
以上
「食物をすり潰すようによく噛むこと」により
上顎骨の成長を促し
上顎の口蓋部の面積が大きくなって
歯が生え並ぶスペースが確保されるため
その結果
叢生の予防につながることが示唆されました
教授は
現代の子供も
縄文時代に子供並みの
かむ力をつけるために
DAY-UP 歯科用 オーラルガム<かむトレーニング>
・・・として
咬合力強化用ピーチ味のガムを開発しました
ではどうやって
矯正治療における
抜歯・非抜歯の
診断をするのでしょうか?
それは
とても難しい問題ですので
単科の矯正歯科学を
最低3年
通常5年間
長ければ10年の
矯正歯科医を目指しての
教育を受けない限りわかりません
診断を間違って
抜かずに済む症例で
抜歯を行えばスペースは振り返しますし
抜かなければならない症例で
抜歯を怠れば
また瞬く間にでこぼこがぶりかえします
矯正歯科医
もしくは
大学歯学部
歯科大学で
きちんと資料を採取後
セファロによる診断を経て
矯正治療を開始してください
抜きたくはないという
心情に迎合する以上何ものでもなく
“非抜歯”
“非抜歯”
・・・といって
歯列を拡大したところで
治療が終わって
装置を外せば
たちまち後戻り
抜いてはいけない症例で抜歯を行えば
抜いた隙間は一旦閉じてもぶりかえしますし
心身の障害につながることさえ生じます
顔の骨格の
成長発育期には
筋肉
咬合力
呼吸
その他
さまざまな
機能から影響を受けることが
100年に及ぶ矯正歯科における
専門医の研究からわかってきております
矯正歯科医
・・・が
日常の治療にあたって
心を砕いていること
・・・それは
1)単に歯を並べるだけでなく
しっかり噛めるようにすること
2)一度手にした美しい歯並び
正しい噛み合わせがくずれることなく
生涯を通じ安定していること
そして
3)診断の通り頭蓋全体から見て
歯が理想的に位置づけされた結果
顔が治療前より美しくなること
マスコミでも取り上げられ
“矯正治療は矯正歯科医で・・・”
・・・といった風潮が
ようやく定着して
多くの患者さんが
矯正歯科医に戻りつつあること
・・・を実感している昨今です
昨今巷で行われている
資料も取らず
計りもしないでおこなわれている
“絶対抜かない”
おかしな矯正治療
“何年も経つのになんの変化もない”
・・・ならまだしも
歯は並んできたものの
“どこでも噛めなくなってしまった”
“治療が終わって矯正装置を外したら瞬く間に戻ってしまった”
“口がとんがって猿のような顔になってしまった”
・・・といったような
価値のない内容であることが多いようです
“価値のある矯正歯科治療を求めて”
・・・の次なる話題
“歯並び・噛み合わせの安定性”
歯の治療はデンティスト=歯科医
歯の矯正はオーソドンティスト=矯正歯科専門医
“取り外しがきく”
“簡単に治る”
“非抜歯しかしない”
・・・矯正治療は危険です
全部の歯がしみてきた
歯が死んでしまった
頭が割れるように痛い
・・・こういった
取り返しがつかない
症状が出る前に
きちんとした
矯正歯科医を受診してください
(つづく)
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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member