11-3-5) 歯から全身を観る医療 矯正歯科医の仕事
価値のある矯正歯科治療を求めて
左右相称化と感覚入力法 5)
「源流医療としてのオーラルケア=ダブハスな歯科医療」
これからの新常識=オーラルケア
「白く輝く真珠の首飾りより美しい歯列
・正しい噛み合わせの安定性
・すがすがしい口もと
・・・に留まらず
全身疾患予防のための
プライマリ・オーラル・ケアの確立のために
矯正歯科医 鎌倉dentofaco= http://dentofaco.jp
・・・が独自にが取り組んでいる諸問題」
“価値のある矯正治療を求めて”
・・・として
シリーズでお伝えしている
矯正歯科医
・・・が取り組んでいる
試料採取とセファロによる診断
矯正装置について
整形装置について
咬合論の途中
・・・についてお伝えしてきております
今回は
左右相称化と感覚入力法
・・・についてです
出っ歯や受け口
矯正の経験が浅い
あるいは
治療の頻度の少ない
医師たちからは
前後的問題と捉えられることが多いのですが
多くの場合は
ヴァーティカル=縦方向の問題です
上の奥歯がのび足りないことによって
アゴが前方に回転して受け口になったり
逆に
下の奥歯がのび足りないことによって
アゴが後方に回転してなったりするのです
したがって
単に簡単な取り外しのきく装置などを使い
前歯が反対なのを治した結果
“すごく深い噛み合わせの
むしろ出っ歯になってしまった”
・・・などという
失敗譚よく耳にします
アゴが左右にずれている
顎変形症の方も
左右の噛み合わせの高さが違う
奥歯を等高にするだけで
正中ゴムをかけずとも
一致を見ることを
およそ30年前に経験し
ルーティーンとしてきております
(映像クリックで拡大します)
写真は
初診時22歳の女性
Bisymmtrization = 左右相称化
むかしDr.クーパーマンが咬合平面を
骨格上の3点からなるHip-plane に
平行にすべきであるとした
Myodontics なる概念が提唱された事がありました
セファロで診ると
左右の臼歯の垂直的高径にかなりの差がある事を
時折目にします
こうした場合
全身の筋系のバランスが崩れて
心身に影響が出る事があります
当院では各種の
矯正装置や整形装置を用い
これらの不正を改善してゆく方法を
学会でも早くから発表してきております
(第46回日本矯正歯科学会大会
講演 : 各種 orthopedic appliance を用いた
unilateral vertical control, 1987年 徳島)
この症例では
初診時セファロ上で
左右の第一大臼歯が
その咬合高径で
4mm 違っていました
たったの4mm と思うかと思いますが
水平被蓋でなぞらえてみると
適正な水平被蓋=前歯のかぶさりは2mm
2mm 後退すると前歯はつきあわせ
もう2mm
後退すればもう受け口になってしまいます
譬えて言うならば
左足ハイヒールで
右足ゴム草履で
一日中デパートを歩き回っているような
噛み合わせでした
(映像クリックで拡大します)
セファロ左=矯正治療前
セファロ中=矯正治療後
セファロ右=矯正治療後の重ね合わせ
実線は治療前
点線は治療後を示します
整形効果は上下顎骨に留まらず
頸椎の位置や
下顎骨の姿勢位にも影響している事がわかります
整形装置を用いた
Bisymmtrization = 左右相称化の改善により
緩解をみた心身症状を示します
患者の口から直接出た言葉で表記すると
1)便秘や下痢をしなくなった
2)立ちくらみがしなくなった
3)朝すっきりと目覚めつらくない
4)肩こりがしなくなった
5)膝が痛くなくなった
6)肌が荒れなくなった
7)目が疲れなくなった
8)左右に目の大きさが同じになった
9)そわそわしなくなった
10)落ち込む事が無くなった
11)夜ぐっすり眠れるようになった
などです
(映像クリックで拡大します)
図は 当院院長の考案した
顎変形を整形するための
RLHG=
Bisymmetrizing Head Gear
左右のアウター・ボウがベクトルで
右側では臼歯が提出するように
左側では圧下するように曲げられている
このような簡単な装置で
医科に通院しても原因も治療法も不明で
不定愁訴の一言で片付けられてしまう
患者さんの悩みを
我々歯科医は払拭する事ができるのです
「感覚入力法」といった演題名で
第47回日本矯正歯科学会
第2回国際会議で講演
学術発表した方法です
(映像クリックで拡大します)
発表の時点では
NASA
が開発した
"OPA Chompers" なる
バイト・ウエハースを
上下歯列の間に介在させ
圧痛点のある筋肉をリラックスさせ
最も正しいアゴの位置に誘導してゆく内容でした
・・・治らない矯正歯科=歯列矯正治療が横行しています
「もう7年も装置をつけっぱなしなのにどこの歯も動いた気配がない」
「逆に口もとが猿やカッパのように飛び出して変な顔にされてしまった」
「全部の歯がしみる」
「歯茎が下がってきた」
・・・から
「割れるように頭が痛い」
・・・といった内容の声が全国から響いてきます
しかたなく中断しても
「そちらがはずしてくれといったんだから返金はない」
等の対応がほとんど・・・
「これまでの7年間と
既に支払ってきた数十万円の治療費は
いったい何のためだったのだろう」
・・・といった
泣き寝入りのため息が
数多く風の便りに聞こえてきます
現在GP=一般歯科での
矯正治療
治癒率は10人のうちひとりかふたり
であるといわれます
40億年かけて
進化してきた生命の歴史
歯のかたち
・・・にしても偶然に出来上がったわけではありません
やはり適正な
左右相称が自然です
歯に加わる
咬合力を
左右で同時に分担して受け止め
噛み合わせがしやすいばかりでなく
歯も長持ちします
矯正歯科=歯列矯正治療
・・・が
人生にとって
本当に価値のある
持続可能なものであることを
20年先まで考えた上で
模索する
鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正
いまだ
矯正歯科の分野では確立を見ていない
独自の咬合論をもって
三十二年間にわたって
矯正治療をおこってきております
当院の名称
カマクラデントフェイシャルオーソピディクス
デントフェイシャルオーソピディクス
・・・とは
歯と顔の整形を意味します
ヒトの噛み合わせの理論を
知り尽くした
矯正歯科医
下アゴの姿勢位
を介して
全身の健康に
大きな影響を及ぼす
整形装置を使って
ズレてしまった骨の位置を修正したり
筋肉のバランスをとったりする
私たち矯正歯科医
=オーソドンティスト
・・・は
美と健康
安全の基準を
長い歴史のうちに
培ってきました
“オーソドンティストがおこなう
オーソドンティクス”
=
“矯正歯科専門医がおこなう
矯正歯科治療”
生きた歯を動かして行く
矯正歯科治療
ぜひセファロ装置を常備した
矯正歯科医か
歯科大学・大学歯学部
・・・で
治療を開始してください
ヒトの顔の成長発育の法則を
無視した
取り外しのきく装置で矯正しても
失敗すれば
歯はダメになります
私たち矯正歯科医は
“矯正治療”
・・・しかしません
歯を治すのはデンティスト
歯の矯正はオーソドンティスト
知識も
技術も
設備も
経験も
・・・全く違うのです
“歯の矯正は矯正歯科医へ”
矯正歯科医で
日常行われている
普通の
“価値のある治療内容”
・・・と
“価値のある治療結果”
・・・について
まだまだ(つづき)ます
矯正歯科=歯列矯正についてもっと知りたい方は : http://dentofaco.jp
矯正歯科=歯列矯正のメール相談 : kamakura@dentofaco.jp
セコンドオピニオン乃至来院相談 : call : 0467-22-6702
矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正
カマクラデントフェイシャルオーソピディクス
鎌倉市小町1-5-21森ビル3F
call : 0467-22-6702
E-mail : kamakura@dentofaco.jp
URL : http://dentofaco.jp
院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member