2-11-6) 新シリーズ第２弾 :「源流医療としてのオーラルケア＝予防歯科の実践」
これからの新常識＝オーラルケア
「白く輝く真珠の首飾りより美しい歯列
・正しい噛み合わせの安定性
・すがすがしい口もと
・・・に留まらず
全身疾患予防のための
プライマリ・オーラル・ケアの確立のために
矯正歯科医 鎌倉dentofaco= http://dentofaco.jp
が独自にが取り組んでいる諸問題」
11-6）「矯正歯科＝歯列矯正治療後長期安定症例」
３-2-ii）国際的コンセンサスを背景とした治療方針
３-2-ii）国際的コンセンサスを背景とした治療方針
＝ヘッドプレート・コレクション
上の歯列の写真は
装置が外れてからも
半年に一度きちんと通院され
装置を撤去から
現在に至るまで
１１年６ヶ月にわたり
歯並び・かみ合わせに
乱れはなく
かみ合わせが安定している
転医患者 : ○實○恵さま
初診時年齢 : ２６歳１１ヶ月
性別 : 女性
治療経過 : 米国 カリフォルニア州 サニーヴァレ
AAO ＝米国矯正歯科医師会会員
Dr. Law の診断のもと
上下左右第一小臼歯抜歯
ブレース＝矯正装置をセットしたまま帰国
当院での動的治療期間１年８ヶ月
治療が終了し
歯を動かすための
エッジワイズ装置を撤去して
２年経過した上の歯の写真でも
いかなるデコボコや
スペースの再発も見られることなく経過しおります
昨日紹介した
下の歯列同様
３番目と４番目にあたる歯の間にかつて存在した
第一小臼歯左右二歯を抜歯しました
抜歯直後は
現在前から数えて４番目の
第二小臼歯とほぼ同等のおおきさの
スペースが存在しましたが
２年経過時点でもぴったりと閉鎖しております
昨日
左右の第一大臼歯間の距離= available arch length(A)
を計測
左右の１～５番の歯の幅径の合計= required arch length(R)
を(A)からマイナスします
これが
(A)-(R)= arch length discrepancy= ALD であると示しました
デコボコの歯ではマイナス
スキッパではプラスの値で表現されます
ここでセファロので番です
ヘッドプレート・コレクションをかけます
あす Up お約束の
抜歯治療元祖のチャールズ・トゥイード先生が
抜歯基準とした
トゥイード三角
写真のように
下顎下縁平面＝エラの下の面
と下の１番目の歯の軸が９０°
下顎下縁平面
と眼窩下縁と耳珠上縁を結ぶフランクフルト平面
とのなす角が３０°
フランクフルト平面と下顎中切歯歯軸
とのなす角が６０°
トレースのように
９０度を超える症例では
２．５度を１mm 換算し
マイナスに加えます
インディアナ大では
さらに
N点= おでこの骨と鼻の骨の継ぎ目
B点= 歯に影響されない下アゴの歯槽基底部
と
下顎中切歯歯軸
切縁の距離L１ーNB= 4mmを理想として
補正します
アーチレングス・ディスクレパンシー=ALD に
ヘッドプレートィスクレパンシー=TD
RAL(５～５の歯冠幅径の和) - TD = 0
過不足なければ非抜歯
マイナスで大きければ抜歯
ちょっとのマイナスは
ボーダーラインケースとして
大臼歯の後方移動
歯列の側方拡大などで
非抜歯治療が可能になることがあります
ご理解された通り
設計図なるセファロの撮影は必須であり
セファロをはじめとした資料を採取しない
「アテズッポ矯正」ほど
怖いものはないことが
おわかりいただけたことと思います
(・・・to be continued)
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院長：歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member
