理想的な歯ならびと 噛み合わせの安定性の確立のために 当院が取り組んでいる方法

22-8) 矯正歯科における抜歯治療と非抜歯治療・中立の立場から・・・ 10)-1 
 


非抜歯による矯正治療例
当院における叢生の非抜歯治療例.
(初診時12歳女性.治療期間2年3ヶ月)

歯を抜いて治療すべきか? 抜かずに治療すべきか・・・
この問題は,現代の歯科矯正治療におけるだけでなく,
矯正歯科の歴史を通じて常に大きな論議の的でした.
それだけに数多くの研究が為され,
時代ごとの多くの説やコンセンサスが台頭し,
現代の診断基準に至っております.

ここで少しだけ,私たち人類の進化の話をさせていただきます.
進化はターミナル・リダクションといって,
中心から遠いところから起こってきます.

私たちが尻尾を失ったのも.
指の中で小指が一番小さいのも,
また親知らずが生まれつきない人がいるも,
この原理に従っているあらわれです.

歯にしても,同じ名前のたとえば切歯では,
中心に位置する中切歯より,
その隣の側切歯のほうが小さくなっています.
そんなふうにわたしたちの進化が進んできて,
遺伝子による状況に合わせた
さまざまな変化が生じてきたのですが,
歯並びで言うとちょっとした不都合が生じてきました.
それが何かというと,ガタガタの歯並びが増えてきて,
このままではものを噛むことができなくなって,
人類が滅びてしまうのではないかという危惧が生じてきたことです.

遺伝子は歯の大きさでそれを調節しようとしました.
つまり,最も得意分野である側切歯や,同じ名前の歯で
より中心からはずれた第二小臼歯の大きさを小さくすることによって,
叢生(ガタガタの歯並び)を解消しようと試みてきたのです.
ところがそれが間違った,進化の袋小路に人類を誘導していることに
最近このところやっと気付いたようなのです.
つまり,どんなに第二小臼歯を小さくしたところで,
八重歯や出っ歯はなくならず,奥歯が倒れてきて
噛み合わせはもっと悪くなってしまうことに遺伝子は気付きました.
これまでの得意分野での調節に失敗した遺伝子は,パニックを起こして,
その結果多数歯欠損(当院では,一卵性双生児の方で,
姉妹そろって10本づつ本来必要な歯が先天的に欠如した方がいます)
などがおきやすい現象が生じているようです.・・・つづく

鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正サイト・「抜歯? 非抜歯?---」・中立の立場から・・・より

 

 

 

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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member