18-6)食いしばり癖の防止策
これから心ある歯科医師が取り組むべきは
「力のマネージメント」です
お約束した
食いしばり癖から解放される方法
・・・6番目そのIは
-f)ミネラル=Ca /Mgを中心とした食餌指導です
カルシウムがほねの代謝にとどまらず
生命活動に重要な役割を演ずる事は
論をまちません
高濃度のカルシウムを
あなたに注射するとします
一時たちまち血中濃度があがり
高カルシウム血症の様相を呈しますが
5分と経たないうちに
もう正常な血中濃度に戻ってしまいます
これはCT(カルチトニン)という名のホルモンが
血中カルシウム濃度があがったことにすぐに反応して
余分なカルシウムを骨の中に蓄えたためです
この逆に血中カルシウム濃度が低くなると
PTH(副甲状腺ホルモン)が活性化されて
あっという間に骨の中からカルシウムを溶かしだして
血中カルシウム濃度が
低くなりすぎるのを防ぐからです
ではいったいなぜ
このような高度のコントロール機構が存在するのでしょうか?
その答えは生命の維持に関わる問題だからです
私たちの細胞はナトリウム・カルシウム・マグネシウムがなければ
自らが動くためのエネルギーを出すこともできなければ
大切な情報をほかの細胞に伝えてゆくこともできません
体重50kgの人の体の中には約700gのカルシウムがあります
その約90%が骨の中に蓄えられております
その約1/100が血液の中に
またその1/100が細胞の中に蓄えられています
つまり細胞の中対骨では
実に1/10,000のカルシウム濃度の違いがあります
そしてこの落差こそが生命の維持に不可欠なのです
PTHによる血中カルシウム濃度の調節は
たとえて言うなら銀行の自動融資ににています
ただし自動融資では
電気代¥10,000を入金し忘れたときには
¥10,000だけ補てんされますが
PTHは残念ながらそれほど細かい計算はできません
たとえ¥10,000だけしか不足していない場合にも
一回PTHが活性化すると
それこそ¥1,000,000単位で
骨に蓄えてあるカルシウムを溶かしだしてしまいます
さらに骨から溶け出たカルシウムは
食物として経口摂取したカルシウムに較べて
約100倍も組織親和性が高いのです
すなわち脳や心臓の血管に吸着しやすくなります
これが動脈硬化の原因です
カルシウムが足りないと逆にからだにカルシウムがたまりやすくなる
この現象をカルシウム・パラドクス(カルシウムの逆説)といいます
老後の心配は経済面だけではありません
健康面にも賢い投資を続けて
ミネラルの収支がいつでもきちんとあっているように心掛けてください.
一時,カルシウム神話と言われるほどに
カルシウムのとりすぎが心配されたことがありました
これはミネラルに限らずすべての栄養素について言えることですが
一番大切なのはバランスです
アメリカでは
1日摂取量をRDA(Recommended Dietary Allowance)として設けていますし
我が国の厚生省でも
平成12年からカルシウムの最大摂取量を規定することになりました
カルシウムをとりすぎると
高カルシウム血症をおこし
慢性疲労・全身浮腫(むくみ)などの症状が出ます
ここで大切なのはカルシウム対マグネシウムの 2 : 1のミネラルバランスです
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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
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