『SFANM-スファンム-』について | DendrobiumSoundSystemBlog

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師走のSHTです。
冗談抜きで朝から晩まで街中走り回ってます。



先日、ALICEPACKの山田かばが『SFANM-スファンム-』についてという
ブログ記事を書いていたのと、

千葉(埼玉?)のとある女性ドラマーがアリスパックの『forest』をコピーした、ドラムむづかったとツイートしてたのが嬉しくて、

僕もSFANMについて書きます。



SFANMのレコーディングは芸術の森スタジオを借り切って行いました。
明らかに身の丈に合っていない上等な環境だったけど、貴重な体験でした。
今思うと。


当時はただひたすら辛かったですね。レコーディング。

エンジニアさんのアドバイスに基づいて曲を作り直すという経験は、
それまでひたすら自分たちの好きなように曲を作り続けてきたALICEPACKからしてみたら、
戸惑いを隠せないものでありました。


バンドとして何がしたいのか見えなくなってきた、
あるいはずっと直視していなかった「何がしたいのか」ってことが
顕在化し始めてきた時期だったのかもしれません。


何よりも、
今もだいぶ苦手ですけど輪をかけてクリック同期演奏が出来なかったから、
レコーディングの度に逃げ出したくなってました。


実際、逃げたんだけどwww


SFANMのレコーディングのときは既にALICEPACKを辞めてどっか別の土地に流れようと決めてました。


バンド辞めたり抜けたりは細かいのも入れたら1回や2回じゃ済まないし、
実際ちょっと前もDBSS辞めたいなーって思ってましたwww


3~4年前、生活と音楽の両立に限界を感じて、ちょっと色々とやり直そうと思って旅に出て、
そして今現在、
当時感じてた限界より遥かに下回った状況でDBSSをやっています。


そこから導き出せる事は、
限界なんてあってないようなもんだってことと、
辞めようが休もうが、音楽だけは本気でやりたいんだなーってことです。


死んだような顔で毎日同じ職場行って飯食って寝てやがて肝機能低下させるくらいなら逃げ出しちゃえばいいじゃんって、
今でも思ってます。

筋がどうとか、人としてどうとか、ただの世間体だよ。知らないよそんなの。
つぶれるくらいなら逃げちまえ。人間そんなに強くねーし。


ただ、なんか達成したかったり、一角の人物になりたかったりしたいなら、
逃げたり、放浪してちゃダメなんだなーって今なら分かります。


死ぬくらいなら逃げよう。
けど逃げたあとはもう一度がんばってみよう。



話しが飛んだ。
SFANMの話しだ。



つらいつらーいレコーディングで出来た作品は数ヶ月後、
『SFANM』というタイトルのミニアルバムで世間にドロップされました。



そのとき僕は小笠原諸島の父島に居ました。


SFANMからPV作品として『forest』がyoutubeにアップされてました。



ドラムはモジャモジャの人(僕じゃない)。


「・・・」


音は自分の録った音だけど叩いてるのはモジャモジャの人(僕の後のドラムの大ちゃん)。








先日TZKくんと飲んでたとき、お前はこれまで何も結果を残していないと言われ、
なるほどそういうことかと納得しました。


結果を残すとか形として残すってことに注目した事がなかった。


むしろ消し去りたい、消えてしまいたい、壊したい壊れたいって
そんな気持ちばっかりが強かった気がします。


ライブやるときはいつも人生の最期の時間だと思ってやってて、
何も残したくなくて、実際ライブ後はほとんど何もやる気力は残ってません。



そんなんで万事過ごしてたら何も達成できなくて当然なんだよなぁーーーーー。。。。。






話しが飛んだ。
SFANMの話しだ。



ALICEPACK以降も、住む場所と関わる人を転々としながら音楽を続けて、
色んな人に下手だと言われまくって確信したことがあります。


どんなに下手だと言われようと、
俺のドラムは唯一無二で、かっこいい。

特にSFANMの『forest』と『cozoomic』に関しては、
マジでかっこいい。


だけど荒い。余りにも荒削り。
DBSSでソリッドでグルーヴィーなドラムやってみたらもう全然ダメだってことに気づいてしまいました。
そして人を表すように、音が移ろい易く、か弱い(T T)

DBSSのドラムはやべーって言われるようになってやりますょ( ̄へ  ̄ 凸



いろんーーーな夢を見てきて、
でも実は目の前のものに翻弄され続けてきただけで、
その度に結局逃げ出してきたけれど、


逃げてちゃ達成出来ないってことが分かったし、
逃げずに本当にやりたいことは結局これくらいしかない。



これからの一生は、自分のドラムに磨きをかけて人の元に届けて行く事に
集中して行きたいと思います。←結論。

それをやる為にはドラムばっかやっててもダメだって、
特に人生の選択を先延ばしにし続けてツケが溜まった人間ならなおのこと
ドラム以外のやらなきゃいけないことがあるなーって残念ながら分かります...


結果を残すことに通ずることだと思うんだけど、
考えた事を文章にするときも結論をつけていくようにしたいと思います。

俺はこう思う。俺はこうだって。

答えはその時々で変わっていっていいと思うけど、
いちいち結論を着けないとダメだ。進めない。

そんな気が激しくする。



話しが飛びまくったけれども・・・



以上、『SFANM』についてでした(どこがやねん)。





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