「あかでん」こと遠州鉄道線に唯一残った、吊り掛け駆動の
モハ25-クハ85編成の夏休み特別運行を撮るべく浜松へ。
遠州鉄道線・積志-さぎの宮
昨年、構図を考えすぎて撃沈した積志(せきし)駅南側のストレート。
ゴォーーーッ、という盛大な吊り掛けサウンドを残して走り去った後、
EOSくんの液晶画面を見て...、自分にとっては、ほぼ狙い通りのカット。
でも、10時から14時まで3往復、撮影機会は6回だったのだが、やはり、
“順風満帆”とはいかず、撃沈からのスタートだった。
東京駅を7:03発「ひかり461号」。品川で自由席も大半の席が埋まって...
東海道新幹線・浜松駅
神奈川県内は厚い雲に覆われていたが、静岡を過ぎたあたりから青空が。
ちょっと時間もあったので、まずは、電車営業所もあり乗務員交替も行われる
西ヶ崎駅へ。
遠州鉄道線・西ヶ崎駅
「休車」札はかかっているものの、“いまなお現役”の古豪がED28 2号機。
富山地鉄のデキのようにバラスト(線路下の砕石)散布用の貨車を牽引して
待機している。いつか動いているシーンを撮ってみたいが...
形式写真を撮ろうにも、黄色いモーターカーが邪魔で...
それならば、と、逆転の発想。ちょうどやって来た「あかでん」を入れれば、
ED28の青、モーターカーの黄、そして赤電の赤と3色並びで。
そんな道草をしていたら、さぎの宮駅南側の水田地帯にはすでに多くの三脚が。
間に入れてもらって。ちょっと強引な構図だが、2両編成を順光側で、
架線柱に絡めずに“抜ける”数少ない箇所。“吊り掛け編成”が来るまで1時間!!
遠州鉄道線・さぎの宮-自動車学校前
試し撮りはバッチリだった。ちょっとだけ見える架線柱と、電車の
パンタグラフが交錯しないように構図の調整を繰り返しながら...
でも、本番になって...、雲が切れて陽の光が届いたのに...、
遠州鉄道線・さぎの宮-自動車学校前
あぁ、撃沈である。早くからレリーズボタンを押しすぎてしまった。
初歩的ミス。簡単に言えば、デジタルカメラというのはシャッターを
押した瞬間、カメラ内の画像素子にあたっていた光を電気信号に変換する、
それを決まったデータ形式でデジカメ内の記録媒体(この場合はコンパクト
フラッシュ)に書き込むという2段階、連写してしまうと、この2つの段階の
処理が追い付かず、EOSくんのメモリに“書き込み待ち”のデータが溜まってしまう。
これが“限度”を超えてしまうと、どれだけシャッターボタンを押しても、
書き込みが終わるまでシャッターは切れない。
試し撮りのときは、テキトーに、レリーズボタンを軽く押すだけだが、
いざ、お目当ての電車が来ると力が入ってしまうのである。これまで何度となく
繰り返してきた凡ミスなのだが...、わかっていてもやってしまう自分。
これはショックだった。
遠州鉄道線・積志-さぎの宮
だからこそ、今日のトップ写真にした積志駅南側のストレートでの1枚は、
嬉しさがこみ上げてきたのである。
この日、“最後の1本”となる新浜松 13:36発は途中駅で待ち構えて<乗り鉄>。
モハ25号車の台車に近い位置の床にICレコーダを仕込んで、吊り掛けサウンドを
記録してみた。上手く録れていたら、<詳細版>のときに。
遠州鉄道線・西鹿島駅
大勢の<鉄>が狭いホームに集結し、ちょっと混乱気味の西鹿島駅。
車庫に引き上げられる姿を撮って、この日の撮影は終了のはずが...
袋井の花火大会と、この駅の少し先、鹿島の花火大会が重なったこの日。
新浜松ゆきも西鹿島ゆきも、上り電車も下り電車も、浴衣姿のお姉さん達で
溢れていて...(注:写真はありません!!)
そのため、16時以降の電車を2編成併結の4両編成に。
(普段は朝夕ラッシュ時の一部電車のみ)
遠州鉄道線・さぎの宮-自動車学校前
遠鉄電車は15編成30両の陣容、7運用全てを4両編成にすれば、事実上の
総動員態勢。もちろん、30形電車も駆りだされる訳で。自分も急遽、
予定変更!!
自動車学校前駅近く、東名高速道路のガードを潜ったあたりで。
遠州鉄道線・助信駅
それを助信駅で再度スナップして。駅撮りとはいえ、この4連。う~ん。
大満足で浜松駅に戻ったのだが...
駅前広場に「最後尾」というプラカードを持ったJR東海の職員の姿...
イヤな予感。花火大会が行われる袋井というのは浜松の隣街。東海道線で
行くことになるわけで...入場券でホームに入って駅弁を買おうと思っていたのに。
東京都千代田区・東京駅日本橋口
新幹線にするか、高速バスにするか迷いに迷った挙げ句、後者を選択した。
18時ちょうど発「東名ライナー210号」である。東京駅(日本橋口)には
22時15分、ほぼ定刻で到着したのだが...、これはこれで快適なのだが...
「新幹線は速い」というのが、今回の教訓だろうか?!
本当は浜松の街を歩いてみるつもりが、急遽予定変更、赤電三昧の1日に
なってしまったが、でも、吊り掛け電車を思う存分楽しめたのだった。