ブルーロック 261話『悪意』の所感(ネタバレあり) | 松本電電丸の劇場

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カイザーの過去編その2


クソ親父からの虐待から、ボールを守るために親父をブチのめし、警官7人をのして投獄…


PIFAエージェントで現地PIFA総帥の疑いがある「レイ・ダーク」に拾われ、バスタード・ミュンヘン育成クラブハウスに移住する


が、ここで虐待の日々の支障が…


善意の受け取り方を知らない


故に仲間と喧嘩騒ぎに


悪意をぶつけられ続けられたカイザーは、人からの善意より悪意を選んでしまった


孤独に己を鍛え、強くなるカイザーは忠犬を求めた

そのために人の心理に関する本にも手を付けていた


そうして目を付けられたのがネスだった





……




カイザーにとってネスは「仲間」ではなく「犬」に過ぎなかったわけだ…


善意の受け取り方を知らないわけだし、そりゃそうだ


カイザーとネスがシャワーで笑い合ってたシーンが悲しく写るがね


で、他者を傷つけることで自分を植え付ける行為を自らの存在証明と自覚するカイザー


皮肉にもそれは、自分を傷つけてきたクソ親父と同じ行為だった

だからこそ

「クソ人間」

と自嘲したんだろう



虐待された子供はやがて大人になった時、自分の子供にも同じことをするという


何となくその意味がわかったよ


抱きしめるとか頭を撫でるといった愛情表現を知らないから、暴力という手でしか自分の気持ちを伝えられない


カイザーも結局は、自分を傷つけてきた親父と同じことをしているから、彼もまたその呪縛に囚われてしまっている…




場面は現在のVSフランス戦に戻る


皇帝衝撃波・廻をどうしても決めたいカイザー


動きながらでは失敗したことで、今度はボールを止めて決めようとする、が、フランスもそれを許すほどアホじゃない


凛が左から入り、そこに潔が入ってボールの奪い合いになり、こぼれ球に



一度シュートを凛に止められてるとはいえ、今回は流石に視野が狭まってねえか…?



二度の失態を犯したカイザーに、潔が意趣返し



「俺に跪けよ」

「クソピエロ」


……




シビレたね!


馬狼の時のようなキレイな意趣返し!


潔はカイザーがやろうとしたことは掴めたんだろうか?



クソピエロと見下しマウント取っていた潔からの意趣返しに怒りに震えるカイザー

それを見守るノア


「それだカイザー」

「そのエゴと戦え」

「進化は逆境(そこ)にしかないぞ」


カイザーは馬狼のように這い上がれるのだろうか

俺の目から見たら、まだ「絶望」という段階ではなさそう


もっと追い込まれなきゃね( ̄ー ̄)ニヤリ


次回『ZERO』…


カイザーがこれでもかというくらい打ちのめされてゼロになって這い上がるって事なのか?