ヒトリシバイナイトvol.64 公演回顧録 | 松本電電丸の劇場

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元ヲタク役者、松本電電丸のブログです。
まあ気ままに書いてます。
アニメやゲームネタ結構ぶっ込むかも。

まずはこれやっとかないとね、年越す前に。


12月3日(月)

演目は『怪物の眼(まなこ)』


話のモデルは小説『ジョジョの奇妙な冒険 恥知らずのパープルヘイズ』から。


ジョジョ第5部の半年後を描いた物語で、ジョルノ達について行けなかったフーゴが、組織の負の遺産である麻薬チーム壊滅を命じられるという話。このミッションの意図としては、フーゴが自身のスタンド「パープルヘイズ」と向き合い、殺人ウイルス能力に対する嫌悪と恐怖を克服させるというのがあった。

フーゴが敵との決着後にパープルヘイズの眼を初めてじっと見るというシーンがあるんですが、それがこの作品のヒントになりました。


俺が思うに、人は誰しもパープルヘイズを抱えてるんだと思うんですよ。凶暴で獰猛な怪物を。それは「怒り」または「憎悪」という名で呼ばれ、理性から嫌悪されている存在。


それを現代社会に置き換えたらどうなるか、それでこの演目は生まれました。


実はあの赤い照明の時に出てくる怪物にはしっかり台詞がありました。けどそれを口にしたら演劇というより、愚痴を叫ぶだけになりそうだったので「コイツは何を思ってるんだ?」と観客の皆さんに考えてもらえるようにあえて台詞を「隠し台詞」にして叫ぶだけにしました。まあ最後はしっかり言葉にするんですが。


あの言葉が生まれるのは『Fate/Zero』のバーサーカーを参考にしました。しっかり活用できてたかは分かりませんが(笑)


少しでもあの怪物に共感してもらえたら幸いです。


それから蛇足。バックミュージックはacid androidの『a lull in the rain』。

いつもお世話になってる照明さんがファンであることを初めて知りました。今度語り合いたいもんです。



12月4日(火)

演目『お前達がライブだ!2013』


使った曲は以下の通り。


長嶋はるか『100 Memories』

後ろから這いより隊G『恋は混沌の隷也』

水樹奈々×T.M.Revolution『革命デュアリズム』


はるかさんに関しては、9月のヒトリシバイナイト共演時に本人から許可得ました、ハイ(ニヤリ)。


観客の中にはTHREE TREEの研究生たちも多かったので、サプライズ仕掛けてやろうという魂胆でした。アンケートを見る限りだともくろみは成功した模様ですが「身内ウケ感ハンパない」という手痛いダメ出しもありました。


まあこのお話、俺が単に「ヲタク最高だぜ!」と叫びたかっただけだもの(笑)


ウケるとか感動とか、あえて狙わずに描いたので。

話としては声優ファンクラブの奮闘を描いたもの。だけど本番でチケット忘れて団長だけが入れなくなるという悲劇(笑)


だって狙うと外れるもの…何という矛盾!パープルヘイズ・ディストーションのように、手加減すればするほど確実に相手を仕留める…ってか?


話を戻しましょう。曲選は本当に苦労させられました。あれもやりたいこれもやりたい、試行錯誤の結果が上記の内容でした。VVVの曲は本当に凄いし、認知度は比較的高かった。


今年大当たりのアニメが多かったもんですし、今なんか劇場版まどマギもまだまだヒット中ですし。


VVVネタはあんまウケなかったというのが痛かったなあ(笑)



…というわけで、公演回顧録は終了いたします。お付き合いありがとうございました。


来年度のヒトリシバイナイトでまた会いましょう(^^)/~~