パンケーキクラッシュ! | 松本電電丸の劇場

松本電電丸の劇場

元ヲタク役者、松本電電丸のブログです。
まあ気ままに書いてます。
アニメやゲームネタ結構ぶっ込むかも。

11月3日(日)


この日は俺の母校「二松学舎大学」の学園祭『創縁祭』2日目。そしてかつて所属していた演劇サークル『劇団こんにちはシアター』通称『こんシア』の学園祭公演の日である。


まあOBといっても俺の顔を知ってる人間はいないだろうが、今のこんシアがどうなってるかがちょっと気になったので見に行こうと思った次第だ。


前置きが長くなったが、ストーリーとしては…


中学生の佐藤C作は、今日もお得意の妄想三昧。あっちで妄想、こっちで妄想。やがて、その尽きることのない妄想の産物は、彼をある世界に引きずり込んでしまう。そこは妄想か現実か、頭を抱えるC作をよそに、惜しみなく次々と登場する奇怪な人たち。そして、あれよあれよと巻き起こる出来事の結末は意外な展開に!?


というもの。


出来としてはまだまだ稚拙で、「飢え」が欠けているように感じた。ここでの「飢え」とは、伝えようとする意志。役を乗せて「俺(私)はここにいる!」と訴えかける意志を指す。もっとぐいぐい前に出ても良かったんじゃなかろうか?

ギャグの狙いはきちんと狙えてた。それができるんだから「飢え」をもってぐいぐい前に出られればもっとインパクトを強めて会場をもっと笑いで包めたと思う。


あとは…シリアスシーンで死人が出てしまうところがあったんだが、あれがあまりにチープすぎる。作品としてはギャグ寄りかもしれないが、やる時はやろうよ。死体役がなんで目えパチクリしてんの?重傷ってことかな?と思ったら結局死んでるし。殺し方も何かチープ。あんなんで人死なねえよ!とツッコミ入れたくなる。


まだまだ人に見せるものとしては改善すべきところが多々あったが、それでも何か、かつての自分たちを思い出せた。客観的に見れば稚拙でまだまだ改善の余地があるけど、演者として楽しく演れていた、自分の作品をしっかり愛して暴れられていた。そんな青春を。


OBとして、これからの公演を応援しております。