遥かな尾瀬、遠い空 | 蝸牛的人生色々☆2014年

蝸牛的人生色々☆2014年

日々の喜怒哀楽を、徒然なるままに。
愛犬のこと、家族のこと、仕事のこと、マラソンのこと、埼玉西武ライオンズのこと、旅行のことをあれこれ。

好きなように書いております♪

♪ 夏が来れば思い出す 遥かな尾瀬 遠い空 ♪


水芭蕉の頃に一度行ってみたいと思っていたところ、いいツアーがありましたので早々に申込みしていました。


金曜日の夜。

仕事の一番の山場だったので、終業時には放心状態。

このまま寝たい・・・ と思うくらい。

それでも帰宅後、愛犬・花音の散歩を済ませ、シャワーを浴びて、そしてお出かけ。


サッカー日本代表戦が終わったばかり、青い浦和駅から青い人たちがいっぱい乗った京浜東北線に乗って、ここも青い人がいっぱいな大宮駅へ。

今回はツアーの特別貸切電車。

高崎線の最終電車が発車した後の出発でした。

電車は千葉・蘇我発で武蔵野線経由で大宮駅に到着。 常磐線の人身事故で10分遅れの出発でした。



蝸牛的人生色々☆2012年


電車には空きがあったので、一人参加の私、隣りは空席だったので楽チン。

でも、とても寝られたもんじゃないね。

車内は明るいまんまだし(アイマスクを持参していてよかった)、バスと違って通路を人が通り、扉の開閉の音がうるさかったり、電車が時間調整で止まっていると、車内が暑くなったり。

そして、トイレが和式で、降車間際に入ったら、メチャ酔った・・・。


電車は5時10分、沼田駅到着。

あぁ、今は行方知れずのミッキーの故郷~!

まずは沼田駅のトイレにダッシュで立ち寄らせてもらい(車内でとてもできなかった)、マイクロバスへ。

これもまた酔う・・・。

と思っていたけど、電車を降りる前に飲んでおいた酔い止めの薬が効いてきました。

寝不足もあって、すっかり寝入り、気が付いたら尾瀬の玄関口、鳩待峠に到着していました。


外は土砂降り。

まぁ、私はくじ運があっても、山の天気運には恵まれていないのは自覚しています。

(晴れ男の夫が一人で行くからだよだって。一緒に行きたかったらしい。)

屋根の下でナナイチさんにお借りしたオレンジ色の雨具上下を身に着けました。


あれ? 富士山とかに持って行った自分のどうしたのかって?


見つからないんだよ・・・ 夫のも一緒に。

家中を探したのに・・・

で、ナナイチさんのご厚意に甘えさせていただきました。


ウフッ。

さすがスーパーアスリートなマダムのウェアは私には少し小さかったわ~(爆)

予想してたけど。 でも不自由なく過ごせました。

ありがとうございました♪


その着替えをした時が一番雨がひどかったかな?

7時45分。

三笠山一個を食べて出発したころには、小雨になっていました。

鳩待峠から尾瀬ヶ原に向けて、下りが苦手な私、木道で滑らないように、ゆっくりと進みました。



蝸牛的人生色々☆2012年


まだ雪も残っていました。

そしてさっそく、水芭蕉の花が出迎えてくれました。



蝸牛的人生色々☆2012年

少し「お化け」になってきて、ピークは過ぎていました。 まだQ太郎にはなってないけどね。



蝸牛的人生色々☆2012年


1時間ほどで尾瀬ヶ原の「山の鼻」に到着。

雨だから小さな屋根の下は満員。

ここでお弁当を食べるのはヤダ。

朝食用に持ってきたパンを一個食べて、出発しました。



蝸牛的人生色々☆2012年


ここからは尾瀬らしい景色を堪能しながら、木道を一本道。

至仏山はまだまだ残雪ですね。

天気はミストのような雨、時々明るい陽射しで気持ち良い。

牛首分岐路へ。

以前、鳩待峠口から来たとき、集合時間を2時間も早く勘違いしていた夫と私。

ここまで来ることができなかったので、まずは嬉しい(笑)



蝸牛的人生色々☆2012年


そしてそのまま直進。

この先に水芭蕉のきれいな場所があるらしい。

(会社の後ろの席の方が尾瀬フリークで、先週行った話をたーーーっぷり聞かされてました)

なるほど。

本当にきれい。

ここから水芭蕉の景色が、尾瀬の水芭蕉として写真に使われているそうです。

山の端の木々がまだ芽吹いていません。

やっと春が来たばかりの尾瀬です。


蝸牛的人生色々☆2012年




蝸牛的人生色々☆2012年

ゼンマイも芽吹いたばかり。


そして竜宮小屋まで。

ここで地図を広げて考えました。

っていうか、ずっと考えていました。

ここからヨッピ橋に行って帰る時間があるのか?

ここから30分、それから牛首まで50分・・・

そんなことを考えていたら、なんだかマラソン大会の関門時間を考えているみたい・・・

と、ちょっと楽しくなくなってしまいました。

もっと自由に散策できたらいいのにね。


それでも時間的に余裕はありそうなので、通常の日帰りツアーでは時間的に行けないヨッピ橋へ。

竜宮十字路から30分もかからなったな。

雪が残る山を見ながら進む道も、なんとなく楽しい。


小さな吊り橋が見えてきました。

小さな吊り橋、これを越えていくと東電小屋に行くそうです。

尾瀬と東京電力は切っても切り離せないよね。

尾瀬の木道、全部にテプコのマークが付いているもんね。

ただH23のはテプコマークのほかに環境省のマークなのか「環」マークが。

他の年には見られない。

やっぱりいろいろあるよね、東京電力・・・。



蝸牛的人生色々☆2012年


吊り橋を渡って戻って・・・

尾瀬ヶ原の山側を通って牛首に戻ろうとしたら。



蝸牛的人生色々☆2012年


あ!ガイドブックに載っていたボッカさんだ!!

20代前半とみられるお兄ちゃんでした。

背中に2~3mくらいの荷物を背負っていました。

行きは山小屋へ食糧などの物資を背負い、帰りはゴミなどを背負って帰るとか。

雨の中、お疲れ様~!


そう、この辺りから雨が本降りに。

あとはひたすら歩き続けて戻るだけ。

デジカメももう出したくないし、行きにたっぷりと写真も撮ったし、景色も楽しんだしね。


急いで山の鼻に戻りました。

でも、これで念願の尾瀬ヶ原1周ができました。

夜行電車での7時間という長時間のフリータイムのおかげ。

眠れないのはつらかったけど、このツアーにして良かった。


山の鼻でも本降り。

ここでゆっくりコーヒーでも、って思ったけど山小屋はどこも満員。

行きに入った小さな小屋も行き以上にギッシリ。

トイレも大行列・・・。


12時20分。

トイレはまだ大丈夫そうだし、このまま鳩待峠に戻ることにしました。

峠からの下り道は多くの団体客で、大渋滞!

当日出発の日帰りだと、この時間帯になるのかな?


空いている時間帯にストレスなく周れて、本当に良かった・・・。


さて、上りは大丈夫な私。

行きと同じ60分で鳩待峠に戻りました。

でも少々、なめてたな。

前回はもう少し楽だった気がしてました。


そして木道から石段に変わると、間もなく鳩待峠。

集合時間の1時間前に到着。

7時間制限時間を6時間で完走できた、って感じですが、お天気が良かったらもう少しゆっくり見たかった・・・。


マイクロバスはすでに駐車場に戻ってました。

荷物を取りに戻って・・・ あれ?

あれ? あれ? あれ????


行きに置いたはずの着替えセットがない!!!!!

他の物は残っているのに、着替えセットだけがない。


あれ? あれ? あれあれあれ?????


結局見つからず。家にもなかった・・・。

正直、盗まれたとしか思えない。

けど、私の管理が悪かったってこと。

お気に入りの水色の長そでシャツがとても惜しい。 泣ける。

雨具が見つからないよりも、本当に悲しい。


・・・ パンツとか下着が入ってなくて良かったかな。


バスはお土産屋さん経由で沼田駅へ。

そしてまた団体電車に乗り込んで、帰り道は2時間。

高崎線は上尾までしか行ったことないので、車窓を楽しみました。

群馬県は私のセンターの管轄なので、地名だけはよく知っています。

でも場所は知らないので、へぇ~なんて眺めていました。


大宮駅で解散。

同年代で一人旅でバスでも隣だった女性にお別れ。

優しい彼女のおかげで、酔いそうだったバスでも頼っていました。

一期一会。

そんなひと時のおしゃべりも、また楽しい一人旅でした。


遥かな尾瀬、遠い空。

何度行っても、いつ行っても、その景色は私の心を虜にします。

でも初めて尾瀬に行ったのは数年前にナナイチさんのお供をしたとき。

関東女として、なんというもったいないことをしていたんでしょうね。


これからも、年をとっても、何度でも尾瀬に行きたいです。


鳩待峠や沼山峠コースだったら、小学校中学年以上だったら大丈夫!

ぜひとも絶景を楽しんでくださいませ☆