函館に行くと言ったらママが、
学生時代の同級生が喫茶店をやってると言うので、
訪ねてみることに
たしかJazz喫茶みたいのやってて、
でももう昔の話だからなくなっちゃってるかもしれないし違う人がやってるかもしれないしわからないけどホームページ見たらあるみたいだからどうなんだろうね...と
ママのおしゃべりはいつも台風みたいで、
電話越しに落ち着かせるのはむずかしい、私もこうなるのかな、未来の私さん
パパとママは音大の同級生で、(のちに私も同じ学校行くんだけど)
パパはクラリネット科、ママはピアノ科。
ピアノ科の生徒はたくさんいるんだけど、
その頃クラリネットは一学年3人しかいなくて、そのうちのひとりが函館出身の小崎くん。毎日一緒にいたらしい。
クラリネットは試験の時に、
ピアノ伴奏者を連れて受けるんだけど、
パパはそれをママに頼んでた
ピアノ科で一番かわいかったから。
...らしい
まあ、パパとママの のろけはこのくらいにしまして、
今回 私の函館一泊の旅は、前乗りだったので、ライブ当日の朝、慣れない早起きをして
訪ねてみました。喫茶、想苑。
函館山の麓まで市電に乗ったら
違うルートの電車だったので、焦って飛び降りタクシーにトランスファー!
ズーズー弁で何言ってるか聞き取りヅラいタクシー運転手のおじさんに行く先を伝えると、
「朝一番に観光客が、なんでわざわざタクシーでそんな喫茶店に行くのか?」と聞かれて、
ふむ、なるほど...。
でも話かけられるの面倒くて
「ちょっと訪ねたい人がいるんです。」と済ませた。
「30分後またここに迎えに来てもらえますか?」
am10時半着。
恐る恐る喫茶店のドアを開け、
モーニングセットを注文すると、JazzyなBGMが慌ててかかり始める
お客さんは私しかいなかったので、トーストとコーヒーを運んで来てくれたおばさんに、
「あのーーーー 」と話しかけると、緊張が解けて、時間が溶けて、いっきに女子トーク!
その女性は小崎くんのお姉さんで、彼は音楽ではない仕事で中国にいるのだそう。
「40年ほど前に(!!)傳田くんここに来たのよ~」
「初めての遠出だったみたいで、北海道がこんな遠いとは思わなかったって言ってた」
「青函トンネルの陸路で来て、景色も見ずに、花札やって来たって」
好きな男子の話するみたいにキャーキャーおしゃべり
「あの頃、ピアノの女の子もうちに来て泊まってった事があるけど今どうしてるのかしらねぇ?」
「それ、あたしよ!!」by ママ
つづく...。
P.S.
函館 黒船2013 愛に来てくれたみなさん、ありがとうございました!!
Twitterなどでメッセージくれた方もありがとう(^^) 全部読んでます♡
函館がすてきすぎて、物語が炸裂するので、2巻に分けてお送りします(笑)
作家気取りですみません。しかし本出したいなーいつか。
らぶす!mao.