事務作業をする中で
「これは偉大な発明だ」と思うものの一つに、
インデックスシールがあります。
言わずと知れた、
書類や帳簿の端に貼ると見出しになる
というすぐれものですね。
探しているページが
なかなか見つからないというのは、
大きなストレスになりますが、
インデックスシールがあれば、
見たいページがすぐに開けて、
目次を見る手間さえ省けるのです。
「まるでハイパーリンクのようだ!」と感心しながら、
「いやいやそれは逆で、
ハイパーリンクがインデックスシールのようなのだな」
と一人納得しています。
また、付箋も同じく大発明ですね。
「ここはよく見るページ」として目印にするもよし、
回覧物に「○日までにご確認ください」などと
メモ書きして渡すもよし、
貼って剥がせて、ねばねばぺたぺたも残らず、
しかも意外に長持ちという、強い味方です。
付箋がない頃は、一体どうしていたのでしょう。
「まさかメモ用紙をゼムクリップでとめて…?
でもそうすると書類が膨らんで大変だし、
ひっかかって落ちることも…。
じゃあセロハンテープ?いやでもそれだと
後ろを見るために剥がして破いちゃうし…」
と、妄想は止まりません。
この手の妄想は子どものころからで、
色鉛筆の箱がつぶれて、
12本ほどの鉛筆を束で持ち運んでいたとき、
突如、輪ゴムの偉大さに気付き、
「これ作った人すごい!」
と一人興奮したものです。
だって、ただ束ねられるだけでなく、
伸び縮みするんですから。
しかも輪っかにしようという発想。
天才的。
もしも今、輪ゴムがなかったら、
しょっちゅうイライラすることになっていたと思います。
食べかけのスナック菓子も、
ぱかぱか開いてしまう箱のふたも、
めいっぱい詰め込んだビニール袋の端も、
どうしたらいいかわかりません。
輪ゴム以上の方法って
なかなか見当たりませんよね。
便利で画期的な道具はまだまだありますが、
わたしはできるだけ
それらの開発秘話を
ネットで検索しないようにしています。
偶然、新聞や雑誌で読んで、
「へえ、そうやって生まれたのかー」
と知ることに、大きな喜びを感じるからです。
残念ながら、
輪ゴムもインデックスシールも付箋も、
先に商品を知ってしまっていて、
初めから「便利なもの」として
身の回りにありました。
願わくは、
「これって本当に不便だな」と思い続けているところに、
とある製品が革命的にあらわれて、
「あのやりにくかった作業が、こんなにおもしろくなった!」
という劇的な驚きを体感してみたいものです。
そういうことなので、
「不便は大歓迎」というわけです。
