こんにちは、ギフテッドの中学受験その後です。いつもご訪問ありがとうございます。
今日はいいお天気で、東大、京大の合格発表の日ですね。
前から気になっていた本、今更ながら最近この本を読みました。
ちょっと読み終わった頭の整理がてら記事に残しておきます。
心理学者アドラーの考えを、哲学者と若者の対話形式にしており、理解しやすくしています。今は続編も出ています。
アドラーは元々書くのが苦手で、書いて残すより対話をメインにしていたようで、お弟子さんが話しているのをまとめ、体系的にしたようです。それでも分かりにくいので、この本の著者は、内容を対話式にして、体系的にまとめ、具体例も挙げながら書かれており、物語りのような感じで学べる良い本だと思います。
でも、1回読んだだけじゃ、考え方が分かりにくいです。特に最後の共同体感覚の理解はちょっと難しいと思いました。アドラーの考え方は内容が本能的に拒否したくなる事が多い感じのため、理解が進みにくいのかなと思います。
心理学といえば、ユングとフロイトが有名で、当初アドラーの考えは埋もれていたようです。ただ現代ではアドラーの考えが取り入れられ、ビジネス書でも参考にされ書かれています。7つの習慣も学生の時に読みましたが、まんまこの考えからきているなと思いながら読みました。
何か前置きが長くなった、、まぁ記録だからいっか。
この本で触れているのは3点
① 原因論では無く目的論
② 課題の分離
③ 共同体感覚 ??
①原因論では無く目的論は、皆さんが馴染みのある、ある原因があるから結論としてこうなったと言う考えを、アドラー心理学だと、何か目的があるから今の結果至っているというもの。
例えば
昔イジメられたトラウマ(原因)から人と仲良くなれない(結論)
うん、理解しやすいですね。これはフロイトの考え方である「原因論」になります。
これをアドラーの「目的論」で書くと
人と仲良くしようとして話しかけ、またイジメられたくない(目的)から、人と仲良くなれない(結論)
となり、結論は同じになります。昔イジメられたのが、原因ではないのですね。イジメられたくないと言う目的から、今の状態になっているだけだと。
アドラーはフロイトの考えと異なり、トラウマは無いと言うんですね。あくまで、自分がその状態を生み出していると。うーん、厳しい
まぁフロイトの原因論では原因を取り除かないと、課題の解決は難しいとなるのに比べ、アドラーの考え方の方が難しく考えなくても、自分がどうにかすれば何とかなりそうです。
②課題の分離は、これは、その問題は、自分の問題なのか、他人の問題なのかというもの。
例えば
息子が宿題をしない
これは息子の問題です。親の問題じゃないです。
だから、他人の課題に土足で踏み込み、勉強をさせようとするのは意味がありません。怒って無理やりやらせても、他人の課題はその人自身で解決しないと結局何の解決にもならないです。
親の課題とするなら、子どもが勉強している側でテレビを見るとか、スマホ触るとか辞めて、子供が勉強しやすい環境を作ることくらい。強制的だと、勉強しかできない環境に置く(塾に放り込む)、家庭教師つけるとかでしょうけど、やらないよりマシくらいな気がします。
そんな事言ったらあの子に嫌われる
てのも、そんな事を言うのは自分の課題。嫌うかどうかは相手の課題。みたいなものでしょうけど、なんでもかんでも、それはあなたの問題、これは私の問題とドライに分けてたら争いが起きるので、全くの無干渉は難しいと思います。
馬を水辺に連れて行けても、水を飲ませる事はできない。
としても、飲んでくれなきゃ困るので、飲ませるように色々考えるのは親の役目なんでしょうね。
私なら、水に砂糖を溶かして甘くしますかね。
何か長くなりそうなので、続きは次回。
↓参加しています。良ければクリックお願いします