不思議な話。 | 瞬間、心、重ねて。

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自由に気ままに。

オタクなおいらの寝る前の楽しみは、ネットの怖い体験談を読むこと。

あんまり人に自慢できる趣味じゃないから、あんまり言わないのだけどさ(笑)
こないだお客さんから聞いた不思議な話。
そのお客さんの家族は、みんな霊感が強くて、そのお客さんだけは何も感じないそうで。
ある日家族みんなで不思議な話をお互いに披露しようということになったらしい。その、弟さんのお話。

彼は、ある日友達と飲みの約束をしてたらしい。新宿駅東口の交番前に七時の約束。新宿に向かう電車の中で、うとうと眠ってしまったそう。
気が付いたら新宿駅に到着。
でも何かが違うと思ったらしい。
何だろう?新宿駅は新宿駅なのだけど、人が異様にいない。
でもとりあえず着いたから降りることに。そして、交番の前に向かった。

そこにも、人は誰もおらず。
おかしいなぁと思いながらも、友人を待つことに。
すると友人から電話。
友人「今どこ?」
彼「もう交番の前にいるよ。」
友人「あ、見えた見えた。」
...向こうは見えた見えた言ってもこっちは周りに人がいないため、友人の姿が見えないのは明らか。
もしやどっきりか?と思い、めんどくさくなった彼は
「俺、先に居酒屋に行ってるわ」
と言って電話を切り、一人居酒屋に向かったらしい。

居酒屋に着いて
「七時に予約した○○です」
と言い、一人で待っていたそう。
そこにもあまり人はいなくて、なんか気味悪いなー位にしか思わなかったらしい。でもいつまで経っても友人は来ない。
そこに友人から電話。
友人「どこいるの?」
彼「だから、先に居酒屋にいて飲んでるって」
友人「...わかった」

更に待っても友人は来ない。
何となく店内を見回すと、一人の汚ならしいおっさんが飲んでて、こっちをじっと見てる。
なんだ?気持ち悪いな…。
そこへ、また着信。
友人かと思い、表示を見ると、“nobody”。
...nobody ??そんな名前で登録した人なんていないし、普通は非通知とかで出るはずなのに…。
周りを見回すと、どうやら先程のおじさんが掛けてるみたい。

とりあえず出た。
彼「...はい」
Nobody 「君はどこからきたの?」
彼「え?...ていうかあなた誰ですか??」
Nobody 「いいから質問に答えなさい。どこから来たの?」
彼「え…えーと、埼玉県の○○市です...」
Nobody 「君、なんか違うなー。帰りなさい。」
そう言われていきなり電話を切られた。

そして気づいたら新宿駅東口の交番の前に立っていた。いつも通りの人の多い新宿駅に。

え?え?え?

もう頭の中はパニックに!何で?居酒屋にいたはずなのに??

もう気持ち悪いから帰りたい!意味がわからない!
...でも、友達との約束もあるからと、とりあえず先程の居酒屋に向かったらしい。
すると、さっきとはうってかわって、人の多い居酒屋。そして飲んでる友人達!
友人「あーやっと来た!どこいってたの??一時間も!」

...一時間も経ってる?俺はここでずっとお前達を待ってたのに!と思ったけど、説明がめんどくさいから

彼「...??あー…ごめんごめん…少し寄り道してて…」

と言って誤魔化したらしい。
携帯の着信履歴には友達との履歴はしっかり残っていたのに、nobody っていうのは何も残ってなかったんだって。

不思議な話…。あのままあそこにいたら、弟さん、どうなってたんだろう。
俗に言う、パラレルワールドってやつ??

この話を聞いてて、カラー塗りながら鳥肌総立ちしたよね。

いつもの駅が、いつもと違うと感じたら、皆さんお気をつけて…。

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