前回 メールをスマホで受ける危険性について書いたところいくらか反応がありました。
（特に知り合いから）
そこで 実際にワタシに宛てに（毎日）来る詐欺メールの実際について書いてみます。
前回も書いたように差出人のメールアドレスが.cnのもの。
これはすべて詐欺とみなしてもよいでしょう。
日本の企業が中共のドメインでメールを送るはずもありませんから。
（因みに台湾は.twです。）
最近全く関係ない日本企業に成りすましてくるものもあります。
これはpaypayから来たメールですが送信元はなぜか”iodata.jp”
なかなか愉快なのがこれ
あやうく引っかかるところだった
仕事柄フィッシングメール、詐欺メールについては十分注意を払っているつもりだった。
「重要なセキュリティ情報を更新してください。」
とか
「【重要】MyJCB - 緊急セキュリティアップデートの確認」
「Amason.co.jpのお支払情報変更が必要です」
なんていうのは日常的に来るので 念のために内容を確認するぐらいでほとんど無視していた。
中にはメールの送信元が「*****.cn」なんてあからさまなものも多く「こんなものには引っ掛からんわ」と思っていた。
今日iPhoneでメールをチェックしていると
Amazonから「パスワード回復 誰かがお客様のアカウントサービスのパスワードをリセットしようと・・・・・」
というメールが。
「あこれは確認しておかなくては」と思って開いてみたところ
「誰かがお客様のアカウントサービスのパスワードをリセットしようとしています。」
しかも丁寧にメールの下の方にはAmazonからのメールであることを確認できるかのような文言もあります。
はい 騙されました。
状況を確認しようとクリックするとIDとパスワードを要求されました。
「これじゃ 入力が面倒だな」と思ってパソコンから入力しようとしました。
分かりました。
フィッシングメールでした。
スマホでは情報が少なくて見事に騙されかけましたがパソコン上で見ると
<https://ameazon-question.rziao.cn/＊＊＊igninopenid/
見事に.CNではありませんか。
しかもおまぬけなことにameazonになってます。
こんなあからさまなこともスマホ上でほとんど確認することはできません。
セキュリティに関する確認、変更は必ずパソコン上から行いましょう。
ネットで”データ復旧”で検索するとたくさんのデータ復旧業者が出てきます。
この業界も一時期に比べるとだいぶましにはなってきましたが いまだに「データ復旧率95.〇%」、「定額料金」などという表記が見られるホームページも少なくありません。
しかし データ復旧は決して魔法の技術ではなく 復旧できないケースもあります。
また定額と称して実際に依頼してみると「定額のケースには当てはまらないため別途お見積り・・・・」というのもあります。
基本的にデータ復旧はそれなりに費用が掛かるものとお考えいただいた方がよいでしょう。
普段から確実にデータのバックアップを取っておけばデータ復旧など利用しなくて良いのです。
私共もデータ復旧を生業にしていると様々なお問い合わせをいただきます。
商売ですからデータ復旧のご依頼をいただきたいのはやまやまですが、それにしてもお客様が気の毒に思えるケースも多くあります。
このブログをたまたま目にした方、今すぐ大事なデータのバックアップを取りましょう。
