本日、朝日新聞の朝刊に、拙著が載りましたニコ

 

朝日新聞の本の情報ページである、

「BOOK TIMES 10月号」(東京本社の管轄のみ)に、

『首の痛みと肩こりは自分で治せる』の書評が掲載され、下段に広告も出ています。

 

書評に関しては、後にウェブ上でも見ることができるようです。

 

まさか、自分の本の書評が朝日新聞に載って、広告まで出してもらえるなんて、思ってもいませんでした。

嬉しい気持ちと共に、身の引き締まる思いがいたしますあせる

 

ご興味のある方は、ぜひ、朝日新聞の朝刊をご覧ください。

 

なお朝日新聞東京本社の管轄は、

首都圏を中心とした東日本(関東・東北・甲信越)地域、

天竜川以東の静岡県、

ということです。

残念ながら、それ以外の地域には、「BOOK TIMES」が発行されていないようですえー?

 

 

PS

 

私の本が出版されました。

『首の痛みと肩こりは自分で治せる』(主婦の友社)

詳しい内容はこちら
http://karada-medical.com/?page_id=1153

ホームページ
http://karada-medical.com/

Facebookページ
https://www.facebook.com/karadamedical


 

ねこ背の姿勢だと、肩が前に出て、頭も前に突き出た状態になっています。

 

肩が前に出ているということは、肩甲骨(けんこうこつ)という肩の骨が、正常の位置よりも外側にスライドしている状態になっています。

 

また、頭が前方にあるということは、首の骨が一直線になって、いわゆるストレートネックになっている状態であることがほとんどです。

首の骨は、前側になめらかに弯曲した状態が、身体にとっては負担が少なく、痛みやこりを起こしにくいとされています。

 

このねこ背姿勢のように、骨が明らかに正常な位置になく、身体にとって負担が大きい状態で運動をするとどうなるでしょうか?

 

まず第一に、肩や首の動き(関節の可動域)が制限されてしまいます。

そして、動きの悪いまま肩や首を大きく動かしていると、必ずケガをします。

手術が必要になるほどの大ケガになる可能性もあります。

 

ケガをしてしまえば、当然、日常での活動量や運動量は減少し、身体での脂肪燃焼がされにくくなってしまいます。

 

ねこ背を治すことは、ケガを予防するだけでなく、日常の活動量や運動量を増やし、体脂肪を燃焼してやせるためにも必要なことなのです。

 

ねこ背が治って姿勢が良くなると、肩甲骨の位置と頭の位置が正常の位置に戻り、肩や首の動きが良くなります(関節可動域の改善)。

 

そうすると、関節をより大きく動かすことができ、その分、より多くの筋肉を使うことができるようになります。

 

当然、多くの筋肉を使えるようになれば、それだけ体脂肪を燃焼します。

さらに、運動もスムーズに行えるために、そのスポーツ特有の正しい筋肉が増えてきます。

 

筋肉が増えれば、身体の代謝が上がるために、より体脂肪を燃焼しやすくしてくれます。

 

このように、肩こりの原因である不良姿勢を治すと、やせやすい身体になることが可能なのです。



PS

私の本が出版されました。

『首の痛みと肩こりは自分で治せる』(主婦の友社)

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ストレートネックやねこ背の姿勢になると、頭と肩が前方に突き出しているために、上半身の重心が少し前方に移動します。

 

上半身の重心が前方に移動してしまった場合、放っておくと身体は前に倒れてしまいます。

そこで身体は、前に倒れないように他の部分でバランスを取るようになります。

 

バランスを取る場所はいくつかあり、個人差があります。

意外と多い場所として、『ふくらはぎ』が挙げられます。

 

どうしてふくらはぎでバランスが取れるのか?

疑問に思うかも知れませんが、簡単な実験をしてみればすぐにわかります。

 

まず気を付けの姿勢で立ちます。

そして、気を付け姿勢のまま、少しずつ身体全体を前に傾けていってください。

イメージとしては、スキージャンプをする時のような姿勢です。

 

どうでしょうか?

ある程度までは、前に倒れることなく、バランスを取ることができますよね。

この時にふくらはぎの筋肉を意識してみると、かなり頑張って筋肉が収縮しているのが分かると思います。

 

このように、重心が前に移動した時に、ふくらはぎの筋肉を使うことによって、前に倒れないようにバランスを取ってくれているのです。

これはほぼ無意識に行われているので、本人はふくらはぎの筋肉を使っていることに気づきません。

 

ねこ背の方は、本人でも気づかないうちに、ふくらはぎの筋肉を一生懸命に使っていることがあるのです。

ねこ背で前重心になっている限り、普通に立っているだけでも筋肉を使ってしまいますし、歩いている時も余計に力を使ってしまいます。

 

そうすると、当然、ふくらはぎは疲れやすくなるばかりではなく、アキレス腱の障害や足部の障害も起こしやすくなります。

 

特にスポーツもしていないのに、なぜかふくらはぎが疲れ、ツることもよくあったり、痛みが出ているようなら、上半身の姿勢を見直すことが必要になることもあります。

 

もちろん、ふくらはぎの疲れや痛みなどの症状には、姿勢以外の原因も山ほどあるため、しっかりと鑑別する必要がありますので、自己判断はせず、専門家に診てもらってください。



PS

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『首の痛みと肩こりは自分で治せる』(主婦の友社)

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ねこ背姿勢の人の肩甲骨は、外側にスライドしながら前に移動している、と前回お話しました。

 

これは、肩甲骨周りの筋肉のバランスが、

前側(胸側)の筋肉の方が強く、

後ろ側(背中側)の筋肉の方が弱い

という、バランスのとれていない不安定な状態にあるためです。

 

肩甲骨は、腕全体をしっかりと支えるためにも、体幹と筋肉でバランスよくつながっていなければなりません。

 

また、腕を動かす時には、体幹部の筋肉も含め、身体全体の筋肉が協同的に働くことで、効率的な腕の使い方ができるのですが、肩甲骨が体幹とバランスよくつながっていないと、その協同的な働きがなくなってしまいます。

 

つまり、不安定な状態にあると、腕全体を効率よく使えないのです。

 

腕全体が効率よく使えない状況というのは、腕を動かす際に、肩や肘、手先の動きだけに頼ってしまい、疲労や損傷が生じやすくなってしまうのです。

 

例えば、ねこ背姿勢のままデスクワークや家事をすると、前腕や手首、指に痛みが出てきやすくなります。

 

また、ねこ背姿勢のままテニスやゴルフ、水泳などのスポーツをすると、肩や肘を痛める可能性が高まります。

場合によっては、筋肉を断裂してしまい、手術が必要になることもあります。

 

このように、腕の根元とも言える肩甲骨が不安定な状態にあると、肩や肘、前腕、手首、指など、末端にある腕の部分に負担がかたより、故障が生じてしまうのです。

 

実際に、患者さんが『肘の痛み』などを訴えている場合には、その根本原因に姿勢の悪さがあり、ねこ背を治すことはもちろん、骨盤矯正や頚椎矯正など全身的な治療が必要となることは、臨床現場ではよくあることです。

 

しかし、肘の痛みが姿勢不良からきているとは、本人としてもなかなか分からないものです。

痛みが出て、とりあえず痛む場所に湿布を貼ったり、痛み止めの薬を飲んだりして、何となく痛みが減っていくことはあるかもしれません。

痛みが減ったとしても、その痛みの原因が姿勢不良にあった場合は、姿勢を治さない限り、また同じように痛みを繰り返します。

このように、根本を治さずに、場当たり的な処置をしていると、いつまで経っても治らないばかりか、痛みをかばって動くことで、さらに複雑な身体のバランスになり、治療が難しくなるケースも多々あります。

 

自分の身体は一つしかありません。

ぜひ大切にしてください。

身体のトラブルを解消するには、その道のプロがいます。

自己判断を誤り、ますます状況を悪化させてしまう前に、プロに相談をしてください。



PS

私の本が出版されました。

『首の痛みと肩こりは自分で治せる』(主婦の友社)

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私たちの腕は、手指の骨と前腕骨、上腕骨、肩甲骨からなりますが、それらの骨同士は、しっかりとした丈夫な組織(関節包や靭帯)でつながって関節を形成し、複雑な動きをすることが可能です

 

しかし、一番体幹に近い肩甲骨は、ごく狭い範囲で鎖骨を介して胸骨とつながっているだけであり、体幹との強固なつながりは持っていません。

言うなれば、肩甲骨は背中の上に浮いているような状態なのです。

 

しかし、肩甲骨にはたくさんの筋肉が付いており、それらが体幹の骨と肩甲骨をつないで、支えてくれています。

筋肉での支えがメインのため、肩甲骨はその筋肉の影響を強く受けてしまいます。

すなわち、どこかの筋肉がこわばればそちらに引っ張られていきますし、どこかの筋肉が弱くなればそこから離れていきます。

よって、肩甲骨周りの筋肉のバランスは、肩甲骨の位置を決定してしまうため、姿勢を矯正する際には非常に重要になってきます。

 

ねこ背の姿勢は、肩が前に突き出て、内側に入っているように見えます

この状態になってしまうのは、胸側にある筋肉に引っ張られて、肩甲骨が外側にスライドしながら前に移動しているためです。

 

本来であれば、背中側にある筋肉が、その力に対抗するように、肩甲骨を引っ張って正常な位置にキープしてくれるはずなのです。

しかし、ねこ背姿勢の方は、その背中側の筋肉が相対的に弱くなってしまっているために、正常な位置でキープできていません。

 

そのため、肩甲骨周りの筋肉のバランスをみてみると、

前側(胸側)の筋肉の方が強く、

後ろ側(背中側)の筋肉の方が弱い

という、バランスのとれていない不安定な状態にあります。

 

肩甲骨が不安定な状態にあるというのは、実は様々なケガをしやすい状態にあると言えるのです

 

なぜケガをしやすいのでしょうか?

 

それは次回にお話しようと思います。



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