多くの異論反論があろうことを承知の上で記す。
これは私見である。
 
かつて「君が代」と「日の丸」は日本(大日本帝国)の軍国主義の「象徴」であった。
実体はそのつもりではなかったとしても、少なくとも国際的にはそんな侵略・侵攻の「象徴」として扱われてきた。
「かつて」と書いたが、かつてではなく現在も周辺諸国や日本の少なくない国民の心中ではそういう印象がなお残っている事実は否めない。
 
このたび天皇を退位された明仁上皇陛下は、天皇であられた期間すべてを費やし上記のようなイメージの払拭に挑まれ、
「君が代」と「日の丸」は日本から発信する「平和」の「象徴」となるよう尽力され、皇太子時代を含め半世紀以上をかけついにその礎を築かれた。まぎれもない事実だと思う。
政治家にはできない天皇だからこそできる国際交流や国民に接する際での機微を、極められていた。
その功績は世にもっと大きく称えられるべきことであり、日本国民はさらに大きく感謝すべきことであると、この時機に吾輩は感じ入り、あえてここに記した次第である。
 
補足的に記すが、明仁上皇陛下と吾輩の世を忍ぶ仮の母は同学年、徳仁・新天皇陛下と吾輩の世仮の姉は同学年である。そういった「世代感覚」も共感するのかもしれない。
いずれにせよ、吾輩も明仁上皇陛下ご夫妻のご言動には多くを学ばせていただき、多くの考え方を改めさせられた。これも事実である。
感謝。
ではまたWebRock!