ミニヤコンカ奇跡の生還
「ミニヤコンカ奇跡の生還 」を読んだ。
「山で死んではいけない」を読んだ後、登山関係の本を読み始めた。中でも遭難ものは面白い。
不謹慎かもしれないが、生死のギリギリでの判断や行動など、緊迫感が伝わってくるようでヘタな
小説よりもよっぽど読みごたえがあるのだ。
「ミニヤコンカ奇跡の生還 」では、ミニヤコンカ山頂へのアタックをかけたところから物語が始まる。
アタックにかける想いが文章から伝わってくるが、小さなミスの連鎖からのっぴきならない状況に
追い込まれ、ついには決死の脱出劇が展開される。
文章は読みやすく、一気に読み終えてしまった。これは、作品中で作者自身も述べられているように、
私情をはさまずに単なる「記録」として記されていることが大きいだろう。ミスも含めた状況判断に
ついて客観的に書かれているので、登山愛好者にとっては事例集としても役立つと思う。
また、ここには詳しく書かないが、土壇場で作者を救うことになる気力・精神力はどこでどうやって
培われるものだろうか。とても興味深かった。
とりあえず、作者の前向きな姿勢だけでも見習いたいものである。
- ミニヤコンカ奇跡の生還
- ¥1,600
- 株式会社 ビーケーワン