婆は治療がすすむにつれ だいぶ楽になってきた模様

それでも午前と午後に点滴を受けつつ 寝ているだけの毎日がつづく 


      ほんとうはこれから本格的な治療がはじまる

      今は この先に向かっての準備なのだが、、、、、


元気がもどり思いつくままに話し続ける婆の相手をしていると どんどんストレスがたまる

で ご機嫌伺いは 数日ごとにいたしましょ と決まる


婆も 「それがいい 毎日毎日、わざわざ来んでもよいからに」         

と、言ったではないか!?


しかし、その次の日 婆から電話


「どうした! なにかあったのか?」


     婆  「一人で退屈しとるんだわぁ」    はぁ(-_-)


もうすぐ その退屈が懐かしくなるかもしれませぬ とも言えず

たったの一日はさんで また毎日毎日ご機嫌伺いの再開ですわさ


で、部屋に入るやいなや 婆の独演会

あの人この人 あのことこのこと 

うん? そんなことあったっけ   (50年以上前でぇーーーす      昔話か)

そんな話初めてきいたぞ?! (わしが考えたことだもーーん     勝手に作るな)


もうそろそろ 携帯も頭に市外局番をつければ 身内以外にも電話できると教えようか

       (婆は短縮番号の使い方しか知りません)


いやいや 思い出したぞ 

数年前の入院時 しばらくして退屈になった婆は

10円玉を手提げ袋に詰め込み 点滴をぶら下げて

廊下端の公衆電話から 毎日毎日電話をかけまくったのだ

       (いつ誰に持ってこさせたのか 家にあった電話帳が病室にきていた)

そりゃどこにでもかけられるわな 出入りの酒屋や米屋にだって呉服屋だって、、、、


本人から入院してると電話が入れば 誰だって知らぬ顔はできない

結果 病院始まって以来の見舞客数と 驚かれたり呆れられたり 

なんでこんなにも隅々まで 婆の入院が知れ渡ったのかと不思議に思ったのだが

誰にも言うなと言っていた本人が 

       「もしもーし、わし、入院したからな」  ってさ


今回は なんとしても避けねばならぬ のであります


であるからして 婆 許せ <(_ _)>