
最近、猛暑影響の名残で
野菜や果物の値段が高い。 しかも、高いだけならまだしも、
不味い。
今後は、温暖化に合わせて作る地域を
北へ移さないと、どんどんこういう事が増えるぞ。
ともかく、
ハンガリーで大規模な 「
赤泥流出事件」 が起こった。
あわてて解説する必要もないだろうし、刻々と新しい事が出てきた場合にいちいち解説を加えるのも面倒なので様子を見ていたが、ちょっと遅くなってしまった感がある。
マスコミというのは、自国民やその生活に直接影響がないと見るや、これくらいの大事故であってもすぐに報道をやめてしまう。 もう少し改めた方が良いぞ。
さて
流出したモノのは、
アルミニウムを精錬する際に出る 「水酸化鉄」 の泥である。 「水酸化」 と付いているので想像がつくが、かなり強いアルカリだ。
アルミニウムを精錬する時には必ず
大量に出るものであって世の中に結構あるし、赤い色をしているので 『
赤泥 (せきでい)』 と言われている。 今回流出した 「
赤泥」 のpHは 13 だったと言われているので、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液と同じくらいだった。
テレビでよく言っている様に「少しでも触れたら火傷をする」 というほどではないが、皮膚に付いたら早めに洗い流さないと化学
火傷をする。 (やってみた事はないが、1分や3分くらいは大丈夫だろう。 30秒は大丈夫だった。)
流出規模は、
精錬工場の沈殿池から、
70万立方mが、40平方kmに流れ出したという事だ。 これによって生き埋めになるなどして4~10人が死亡、火傷を負うなどして1200人が怪我をしたらしい。 70万立方mというと、深さ10mで貯めていたとしても7haの面積が必要だ。 7haというと、東京ドーム3個分の面積になる。 かなり広大だ。 尚、40平方kmは山手線内側の2/3くらいという事になるから、これもとんでもない面積だ。
原因は、
沈殿池堤防の決壊である。 事故を起こした「ハンガリーアルミナ生産販売会社」 は 「洪水の影響だ」 としているが、この日や前日に大雨があったわけではない。 この地域で大雨があったのは5月の事であるから、会社の怠慢であった事は間違いない。 そもそも大雨なんて、何年かに1回あるものである。 堤防の高さを作るからには、満タンになっても決壊しない程度の強度を備えておくのは当たり前である。
まぁ、旧東側国であって、事故予防にまともな投資が行われていないハンガリーの事であるから、こんな事になってしまったのであろう。 今後も、発展途上国や旧東側国ではこんな事故は時々起こるに違いない。
結局この流出事故は、
赤泥がドナウ川支流を埋め、汚染はドナウ川本流にまで達した。 ドナウ川はハンガリーを出ると、クロアチア・セルビア国境、セルビア、セルビア・ルーマニア国境、ブルガリア・ルーマニア国境、ルーマニア国内、ルーマニア・ウクライナ国境を経て黒海(トルコ・ブルガリア・ルーマニア・ウクライナ・ロシア・グルジア)に至る。 もちろん、高濃度の
赤泥が流れ込んだ川では魚が全滅したし、河原の草も全滅であろう。 かなり下流にも影響が出たと思われる。
ハンガリー政府が中和する措置をとっているが、「アルカリ」を中和するには当然 「酸」 を混ぜる事になる。
諸君、小学校の理科実験でやったと思うが、
酸とアルカリを混ぜると何が出来るか覚えているかね?
酸とアルカリを混ぜると、「中性になる」 としか答えられなかった者は不合格である。
酸とアルカリを混ぜると、塩水が出来るのだよ。
まぁ、この場合は小学校の実験でやったのと違って、塩化ナトリウム (食塩) が出来るわけではなく 塩化鉄 か何かが出来るわけなのだが、まぁ水が塩水的になるのは間違いない。 淡水生物が生息出来にくい状態になってしまうので、
中和してあればそれで良いというわけではないのだよ。
まぁたいへんな事になっているが、これは大雨の後4ヶ月も危険を放ったらかしにしていたから起きているわけで、そんな事は他にも世の中にたくさんありそうなのである。
残念なことに、川の生き物はたくさん死滅してしまうが、人間はあまり死なない。 だから、当事国以外では2日ほどしかニュースにもならない。 当事国では農業用水・工業用水としてドナウ川の水を使っているだろうから、たいへんな事なのだろうがな。
2日後くらいに 「赤泥2」 を続けよう。
ブログネタ:終電を逃しそうなタイミング、帰る?あきらめる?
そんなもの、どこに居るかによるだろう。
朝まで飲める状況だったり、近くに簡易的に泊まれるところがあればあきらめるだろうが、日本全国そんな状況ではないぞ。 県庁所在地でなければ、漫画喫茶がないところは珍しくないし (そんなところでは、 「終電」 も関係ないが)、岡山は政令指定都市になったが飲食店が一般に早仕舞いだ。
では、また会おう。
フへへへへへヘヘヘヘヘ!