またもや、素晴らしいハードロックプレイヤーが旅立った。
かねてから、胃ガンを患い闘病していたヘヴン&ヘル(ブラック・サバス)の現役ヴォーカリスト、 ロニー・ジェイムズ・ディオが、永眠した。
場所は明かされていないが、現地時間の16日午前7時45分だったとの事だ。 おそらく、米国内だったと思われる。 享年、67。
ディオが胃ガンで闘病しているのは知っていたのだが、早期発見であったと伝えられていたし、一旦入院した後も出てきて活動をしていたので、治るものだと思っていただけに、ニュースには驚かされた。
読者の全てがHR/HMに通じているわけではない様なので、紹介しておく。
生まれは、米:ハンプシャー州、条約や猫ひろしのギャグで有名なポーツマスだという事だ。 吾輩はイギリス人だと思いこんでいたのだが、イタリア系アメリカ人だった。
基督歴58年に既にプロとして音楽活動を始めていたらしい。Ronnie and the Redcaps、Ronnie Dio and the Profets、ELFなどのバンドで活動したとの事だが、吾輩はこの時代は知らない。
吾輩が知っているのは、基督歴75年にリッチー・ブラックモアがELFを乗っ取って作ったレインボー以降の事だ。わずか3年半の事であったが目覚ましい活動の奇跡を残して、リッチーのポップ化路線に反対して、ディオはレインボーを去った。
その後、オジー・オズボーンが脱退したブラック・サバスに基督歴80年に加入。 キャラの濃いオジーの後釜は難しかった事だろうと思うが、圧倒的な声量、響き渡るハイトーンヴォーカル、怪しげなメロイックサインを多用したステージパフォーマンスで、そんな周囲の心配は吹き飛ばしてしまった。
ちなみにこの、人差し指と小指を立てて腕を突き上げるメロイックサインは、ディオの前に誰かがやっているのは確認されていないが、今ではHR/HMのライヴで普通に誰でもがやっている。 最近では、あれは 「ウィッシュ」 だと思っているバカ者も居る様だが、ディオの方が30年も前からやっているのだ。 DAIGOもメロイックを知っていて、胸の前でメロイックを交差させて 「ウィッシュ」 と言ったのかもしれない。 尚、メロイックの事をデヴィル・ホーンという言い方は、ある様である。
その後、ディオはブラック・サバスも基督歴82年に脱退し、翌83年に自らを核とするバンド、「Dio」を立ち上げる。
途中、基督歴92年~93年までブラック・サバスに再加入したりしつつ、Dioを中心に活動を続ける。
基督歴07年からは、ヘヴン・アンド・ヘルと名を変えたブラック・サバスに再々加入して活動していた。 今年もヨーロッパツアーが予定されていたのだが、ディオの再入院によって予定はキャンセルされていた。
途中でも述べたが、ロニー・ジェイムス・ディオは本当に素晴らしいヴォーカリストであった。 声量、トーン...、どこを取っても素晴らしく、しかも65歳を超えた最近になってもそのヴォーカルパフォーマンスレベルを保っていた。
音程が昔からあやふやだったオジーや、歳を取って高音が出なくなってしまっているイアン・ギラン辺りとは全く違う存在なのである。 かなりの小柄なため、”小さな巨人” とも評されていた。
吾輩も、10万67歳までああいうヴォーカルパフォーマンスレベルを保ちたいものである。
ロニー・ジェイムス・ディオ
Rest in Peace