カップヌードルやアイスに混入・付着していたとして騒がれている『パラジクロロベンゼン』だが、テレビ・ラジオでアナウンサーやコメンテーターの大半が読み方を間違っておる。
「パラジ・クロロベンゼン」と発音しているケースが多いのだが、あれは「パラ・ジクロロ・ベンゼン」なのである。どうしても一カ所だけで区切りたいならば「パラ・ジクロロベンゼン」だ。正式には「p-ジクロロベンゼン」と書く。
まあ、もっと分解すれば「パラ・ジ・クロロ・ベンゼン」になる。
ベンゼンは、高校へ行った者なら習っているハズだが、六角形のカメノコのアレである。あのカメノコは「ベンゼン環」という。
それに「クロロ(塩素)」がくっついておるので「クロロベンゼン」なのである。
カメノコには炭素が6つあって、それぞれに何かくっつく事が出来るから、「クロロベンゼン」には1~6個の塩素がくっついている。単に「クロロベンゼン」と言うと「ベンゼンに1~6個塩素がくっついているけれど、何個だか知らないよ。」という事になって非常に不親切であるので、たいていは何個の塩素がくっついているのか物質名の段階で説明する。
「ジ」が「2」を意味している。だから「ジクロロベンゼン」は「塩素が2個くっついたベンゼン」という事になる。
しかし単に「ジクロロベンゼン」というと、「2個の塩素は、6つの炭素のうちどれにくっついているのか知らないよ。」という事になるので、それを説明する事が必要になったりする。
「オルト」というくっつき方では、隣同士の炭素に塩素が2個くっついている。ちなみに、上の方の炭素か、下の方の炭素かという事は気にする必要がない。回せば同じだからだ。
「メタ」というくっつき方では、1つ飛ばした炭素にそれぞれ塩素がくっついている。回せば同じなのは、これも同じだ。
もう一つ「パラ」というくっつき方がある。向かいの炭素にくっついているくっつき方だ。
だから「パラジクロロベンゼン」は、「向かい合った炭素に、塩素が計2つくっついている、ベンゼン」という事になる。
←これだここまで高校で習うハズなのだが、世の中そんなに中卒が多いのか?
「パラジ・クロロベンゼン」などと言っておると、中卒かと疑われるぞ。
では、また会おう。フへへへへへヘヘヘヘヘ! (相変わらず、前半のへがややデカい)