サキグロタマツメタガイ | ~悪魔の人類滅亡計画~  by Demonade

~悪魔の人類滅亡計画~  by Demonade

 人類滅亡計画の進行状況でも発表する事にしよう。

暑い!!

悪魔は、人間よりは暑い寒い痛いには強いものだが、とりあえず人間界で人類滅亡計画を維持するのは、かなり不快を伴うようになって来た。人類滅亡に近づくにしたがって、吾輩にも不快であるとは困ったものだ。

人間が気付かないうちに、色んな物質を撒き散らかさせて、人類を滅亡に追い込むというのが吾輩の使命だが、そんななかなか結果の出ない事をやっていてもあまりおもしろくない。時々、数年くらいで結果が出る悪事も働かないとやっていられない。


この数年使っているのが「サキグロタマツメタガイ」だ。おそらく、あのホテルマンはかまずに音読出来ないだろう。


どんな悪事かというと、「潮干狩り妨害」だ。.......みみっちぃ...

ツメタガイの類は、二枚貝をエサにする。貝殻に穴を開けて、中身を喰らってしまうのだ。元々、日本辺りにはいなかった貝だ。ところが、中国辺りには結構居た。だから、中国ではアサリ・ハマグリとツメタガイの数は拮抗している。アサリがあまり減るとツメタガイもエサが減って増えられない。だから中国では、浜辺中で山ほど獲れるなんてほどにアサリが生育することはなく、潮干狩りは成立しない。

ところが近年、何でも国内でやるより中国でやった方が安くなったので、アサリの稚貝の養殖も中国でやられるようになり、アサリ稚貝に混じってツメタガイ類も日本の浜辺にやって来た。ツメタガイにしてみれば、夢のワンダーランドだ。探しもしなくてエサがそこいら中に居るわけだ。食っては卵を産み、食っては卵を産み、ついには潮干狩りできなくなるくらいにアサリ・ハマグリを食い尽くしてしまう。

稚貝を撒いている漁協が「中国産稚貝はお断り」と言っても同じ事だ、中国産の稚貝を一旦日本の浜に撒いて、一月ほど畜養してもう1回回収すればそれは表示上”国産稚貝”になる。

そんなこんなで、近年潮干狩りできなくなった浜がたくさんあるぞ。


ん? 「サキグロタマツメタガイ」はどうしたって? 日本で悪事を担っている主なツメタガイの種類だ。
え? 途中からツメタガイになっているから、最初からでもよかったのではないかって? 小さな嫌がらせだ。


フヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ。 では、また会おう!