もう春なので時期はずれなのだが、鳥インフルエンザが韓国を中心に猛威を振るっている。日本でも発見されたが、寒い時期の病気だからどうせすぐ治まるだろう。
伝染病を発生させるというのは、たいして魔力がかからないので過去しばしば行ってきたのだが、人類が絶滅するほどの事は起こっていない。古くは梅毒やスペイン風邪から、AIDS、エボラ出血熱、西ナイルウィルス、SARSまで、人類を恐怖に陥れるところまでは行ったが、いずれも人類絶滅の危機には至っていない。鳥インフルエンザも、人間で流行る前にこれだけ騒ぎが大きくなってしまうと、人類絶滅という事はないだろう。
ちなみに、伝染病を最初から発生させるなんて事は魔力がかかりすぎるので、ほとんどない。他の動物で流行っている伝染病を人間に感染する様にするだけの事だ。人間以外の動物は、自分が歩いたり飛んだりして移動できる範囲でしか動き回らないので、あまり大流行しないうちに免疫を持ってしまうのだが、人間の場合は鉄道や飛行機で遠距離を動き回るし、群れを越えて交流しまくるので、免疫が出来るより早く伝染するのだ。
今回は、鳥という長距離を移動する動物から人間へ感染するようにしようと思っておるわけだが、どうなるだろうな。
まあそうは言っても、人間と鳥では生き物が違いすぎるので、感染したとしても感染力が低すぎる。今、人間で鳥インフルエンザに感染した者がほとんどおらんのはその為だ。やはり、スペイン風邪の時の様に、鳥からブタへ、ブタから人へ感染するようにしなければ爆発的には流行しないだろう。
ちなみに、今流行らせようとしているタイプの鳥インフルエンザはH5N1というタイプなのだが、この「H5N1」というのが理解出来ないバカ者がたくさん居る様だな。教えておいてやろう。
インフルエンザウィルスは、ウィルスなので形は単純だ。まあ普通に球形に近い形をしている。その表面にインフルエンザウィルスが活動に必要なタンパク質を、びょ~んと飛び出させているわけだが、その主なものが「ヘマグルチニン(H)」と「ノイラミニダーゼ(N)」なのだ。
ヘマグルチニンは、ウィルスが生き物の細胞に取り憑く時、すなわち感染する時に活動する。そして、ウィルスは細胞内のエネルギーや材料を拝借して、たくさんに増殖する。そして他の細胞に感染する為に、感染した細胞から出て行く時に活動するのがノイラミニダーゼだ。まあ、どちらかがうまく働かなければ、ウィルスは増殖出来ない。
ウィルスは、自分が増えていくためにHとNに色々なタイプを持っている。インフルエンザの場合、Hが16種類、Nが9種類確認されている。単純に16×9でインフルエンザは、144種類あるわけだな(本当はもっとある)。それで、Hがタイプ5、Nがタイプ1のインフルエンザをH5N1と言うわけだ。だから、H5N1だからと言っても、今人間が怖れている高病原性かどうかは別問題なわけだ。
現在、普通に人に感染するのはHが1、2、3までだ。さてどうしたものかな。
地球が温暖化しているから、南方系の伝染病を流行らせた方が効果が大きいのだろうがな。
では、また合おう。 フヘヘヘヘヘヘヘヘヘへ!