台風19号が関東方面に被害をもたらした次の日。
嫁と娘と孫二人でお昼ご飯に焼肉食べたその帰り、地元のSCに孫5歳のランドセルを見に行った。
その帰り際、70歳代女性、40代女性、女子中学生くらいの3人一行とすれ違った。
その真ん中を歩く40代と思われる女性、なんとも綺麗な顔立ち、そしてスラっとした長身、肩で揃えた艶やかな髪。
見た覚えが・・・、高校の時に付き合ってた彼女じゃないか?
いくえみ稜先生の「POPS」という少女漫画、そのヒロインの薬子(くすこ)のようなイメージがその彼女にはある。

私はというとその相手、三島くんみたいな美男子で、

ってのは盛り過ぎで。
美人の彼女と釣り合わない不男の私でした。
彼女とは20歳になる前に別れてそれ以来会ってない。
30年ぶりかな。
すれ違う瞬間、私は立ち止まりその女性の顔を凝視した。
彼女は私の視線に気付くこともなく通り過ぎた。
人違いか、考えてみれば全然が自信ない、彼女は30年ですっかり変わっているはず。
私も自慢ではないが全然元の容姿を留めていない。
体重なんか61キロから83キロと22キロも増やしてる。
彼女が私に気付かなくても不思議ではない。
お互い家族が一緒だったが、私は一番後ろを歩いていたので、「〇〇さん?」と声を掛けたかったがその時は出来なかった。
一時間後、一人でそのSCに戻って彼女の姿を探したが見つからなかった。
同行していた70代女性は母親だろう、中学生は娘だろう、歳は14くらいか。
彼女が35歳の時の子として納得できる。
彼女は風の噂で、地元じゃなく大阪で結婚したと聞いている。
ひょっとして離婚して実家に帰ってきたのかな、それとも連休で里帰りしたのかな。
妄想が激しい台風一過の穏やかな秋空の午後の事でした。