ふみふみ不埒な園芸日記-100908_114443.jpg

私が大好きな夏の花木、さるすべり(百日紅)

さるすべりの名前を覚えたのは、かなりの昔。

太宰治の『おさん』という小説を読んだときです。


この中で、これから愛人と心中するため旅に出ようとする夫が、主人公である妻に対して、


「さるすべりは、1年おきに咲くものかしら?」

(だったと思う。)

と声をかけるシーンがあって。


私、このシーンを勝手に“さるのこしかけ“を想像しながら読んじゃったんですシラーあせる

しかも、理科の教科書に載ってたさるのこしかけ(ご存知ですか?大型のキノコみたいなやつ)には、私、ご丁寧に猿が腰かけてる落書きをしてたもんで、


頭の中は、猿がキノコに腰かけて一休みしてる図がひろがってました長音記号2長音記号2長音記号2


しかも、あのキノコには花が咲いたんだ!!

みたいな・・!


それにしても、あれってそんな家庭にメジャーにあるもんなんだ!


・・・大勘違いです。


それから10数年後、


真夏の通勤途中の交差点で、私の癒しスポットになったのが写真のところ。


に〇うさん通りの出口のとこですね。


建物の間からピンクの花がぼんぼん咲いてて、


この景色、好き~~~ラブラブ!


通勤が楽しくなっちゃいました!


しかも、この花木、なにげにいろんなとこの庭に咲いてるじゃん!!


名前を尋ねてみると、


さるすべり。


あれ???


そう!太宰治の小説のキャストはコイツだったんですね~~~(笑)


どうりで、猿が腰かけてるキノコじゃ、なんだか絵にならん!!と思ってた疑問が解けました(笑)


ちなみにさるすべりの名前の由来は、①その花期が長いことから百日紅(さるすべり)、②猿も滑るほど幹肌が滑らかでツルツルしてるところからサルスベリ。

どっちもあるみたいです。

私はまた変な妄想をしないよう、①を支持したいと思っていますシラー