『Stormy Days@2017』

『酷い時代に生まれてしまった』
『この世界に愛なんて存在しない』
『このまま虐げられて生きてもいられない』
誰かが銃を手に入れ闇へと走り出す

懐に隠したナイフを取り出して
無造作に誰かを切り裂くだろう
流れ出す冷たい血に手を震わせて
『正義を為した』と得意気に騒ぎ出す

やがて真夜中へ閉ざされてゆく
砂漠の空へと投げ出されてゆく
そして誰もが  嵐の中
生まれた意味を探し始める

見えない神に祈りながら僕ら、歩いてゆく
悪魔の誘いに魘されて僕ら、歩いてゆく
砂嵐にもがきながら僕ら、歩いてゆく
月明かりだけを求めて僕ら、歩いてゆく

『誰もが心に病を持っている』
『誰もが心に飢えを感じている』
『誰かを救うのなら何かを棄ててゆけ』
誰かが屍に足をかけ、踏みにじる

シナリオ通りの愛情を手にして
見せかけだけの幸せを語るんだろう?
何かを隠すための悲劇も用意して
傷つける言葉に酔いしれているのでしょう?

気づけば心は、檻に入れられ
静かに闇へと沈みこんでゆく
そして誰もが  いずれ来る
『土に還る日』を迎えてゆく

見えない神に祈りながら僕ら、歩いてゆく
悪魔の誘いに魘されて僕ら、歩いてゆく
砂嵐にもがきながら僕ら、歩いてゆく
月明かりだけを求めて僕ら、歩いてゆく

作詞・作曲/野楽亭

実際には、湾岸戦争だったか?の頃に作った歌詞。
真夜中、何の気なしに、ドキュメンタリー観ていて、気がついたら『放送中止』の時間。
画面は砂嵐に。
世界のどっかで、こんなことが、ずうっと繰り返されていて、終らない。
なんなんだ?と。

共謀罪ではこんなことはなくならない。

誰かが誰かの正義のために殺されたり、
誰かが誰かの幸福のために踏みにじられたり、
誰かが誰かの都合で檻に入れられたり、
誰かが誰かの金のために、奪われたり。

共謀罪がこれらを本当に止めようとする為の
法律ならば、
今も世界で起きていることは、
一体、何だ?

と、そういう言葉を奪おうとするのが、
共謀罪の正体じゃないのか?

と、あの場所にはいなかったが、間違いなく『こんな人達』と呼ばれたひとりであろうワタシは、思う。