「ジョジョリオン」第44話を読みました。
今月号は付録にPANSONWORKSデザインのDIO&ザ・ワールドの缶バッチがついてくると知り、急いでおこづかいをはたいて買ってきました。
さてさて、前回定助の正体を知る謎の女性・カレラが登場して急展開を迎えた「ジョジョリオン」。今月は前回の衝撃を遥か彼方へとぶっ飛ばすほどの衝撃的な展開が待っていました!

今回のサブタイトルは「What is my name?」(俺の名前は何だ?)。第2話のサブタイトル「Who am I?」(俺は誰だ?)と繋がっているタイトルです。
第2話では定助と吉良吉影との接点が明らかになりましたが、今回は吉良だけでなく定助の元になったもう一人の人物「X」、そしてカレラとの接点が明らかになります。

まずは作並カレラに関する新事実から。
前回終盤の場面で定助が予想していた通り、カレラもスタンド使いでした。彼女の能力は「触れた場所から毛を生やす」というもの。第4部の山岸由花子のスタンド能力と似ていますね。違うのは操るのが自分の毛ではないということぐらいか(もしかしたらできるのかもしれませんが…)。
そして「ジョジョ」ではおなじみの「スタンド能力の応用性」もばっちり備わっていました。毛を生やす能力をあんな風に使えるとは。このスタンド能力、敵に回したら意外に厄介かも。
今回はカレラのスタンドの姿もお披露目。ペイズリー・パーク以来となる女性型のスタンドです。
頭や手首にもこもことした毛が生えているのは能力にちなんでのものでしょうか。目が細くて口が大きい、ちょっと今までにない感じのスタンドです。

そして今回最大の新事実、前回カレラが口にした「セッちゃん」の正体が明らかになりました。
定助に、かつて吉良と自分と「セッちゃん」とで撮ったという写真を見せたカレラ。そこにはカレラと吉良らしき男性と共に、見知らぬリーゼントヘアの男性が写っていました。どうやらこの男性が「セッちゃん」のようです。予想していた人物像とだいぶ違っていてちょっとびっくり。
更に、「セッちゃん」の服にはどこかで見たことのある「ピースマーク」と「ハート」の飾りが。
あれ? これって確か…。それにこの髪型は…。
学ランは着てないけど、「彼」によく似てるなあ…。いやでもまさか…
などと思っていたら、この後に更なる衝撃の展開が待っていました。

明らかになった「セッちゃん」の本名。それは「空条 仗世文(くうじょう じょせふみ)」という何とも変わった名前でした。
…って、「空条」!? しかも下の名前をよーく見ると、「ジョセフ」の音と「仗助」の当て字の一字が! この人の名前も「ジョジョ」と略すことができます。
「ジョセフ」・ジョースター、「空条」承太郎、東方「仗」助…彼の名前の由来と思われる人物達は全員、第8部と同じ「杜王町」が舞台になる第4部に登場した人物ばかり。こんな偶然ってあるんでしょうか。
更に更に、写真に写っていた仗世文の首筋には「星型のアザ」が! ということは、この人もジョースター家の子孫のようです!
でも、東方家にあったジョースター家の家系図上では、ジョースター家の子孫は空条家ではなく吉良家のはず。なら仗世文は、そしてこの世界での空条家はどんな立場にあるのか?
吉良ではなく仗世文の名前の方に「ジョジョ」が入っているということは、彼の方がジョースターの正当な子孫で、吉良は分家あるいは再婚相手なのか?
…うーん、謎がまた増えましたね。

そして、ラストで新たなスタンド使い――まだ名前は分りませんが、第6部の彼ら以来となる「双子の兄弟」のスタンド使いが登場。この兄弟はどうやらカレラを追っていた様子。二人の台詞もまた意味深。「限界が来たからこの街に戻ってきた」というのはどういうことなのか…?
余談ですが、この双子の兄弟、第6部に出てきたヴェルサスにちょっと似てますね。
兄のスタンド能力は早々に明らかになりましたが、弟の能力は…? あのジッパーがついたボールが何なのか・なぜ弟が一言もしゃべらないのかも気になります。
それに兄のあの右手。「岩のようになっている」ということは、彼らも八木山夜露や大年寺山愛唱と同じ「岩人間」なのでしょうか?

衝撃の事実が明らかになり、ますます先が気になる展開になってきた「ジョジョリオン」。来月も目が離せません!