アニメ版「スターダストクルセイダース」第31話を観ました。
今回はマライア戦の後半部。マライアのスタンド能力にかかったせいで散々な目に遭ったジョセフ達とアヴドゥルは、前回以上にとんでもない災難に見舞われることに!
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CATCH ME IF YOU CAN!!(やれるもんならやってみなッ!)

敵のスタンド使い・マライアのスタンドによる罠にかかり、体に磁力を帯びてしまったジョセフ。更にアヴドゥルもマライアの罠にかかって磁力を帯びてしまったため、二人はマライアを追っている最中に互いの磁力で体がくっつき身動きが取れなくなってしまう。何とかしてくっついた体を引き剥がそうと悪戦苦闘する二人だったが、これが予期せぬピンチを次々に招く羽目になり!?
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コメディと頭脳戦が入り混じったマライア戦・後半部。笑える所だけでなく、エンプレス戦に続いてジョセフの見事な機転で魅せるバトルも見所です。

まず冒頭の「前回のあらすじ」で爆笑。おばあちゃんのスカート捲ってしまう場面まで入れる必要あったんでしょうか…(笑)。
本編も笑いどころ満載でした。のっけからヤバいなあ、オイ。「体がくっついた」ことを利用した良いギャグですが、しかし…うーん…キツイ(笑)。
特に、いったん体が離れたところで死神13戦の悪夢世界で流れたあのBGMが流れた時はテレビの前で噴き出しました。スタッフさん、本当に音の使い方をよくわかっておられるわw
そしてあのおばあちゃんが出て来たところにBGMの転調する部分を合わせるスタッフさんの腕に敬礼ッ! いやあ、面白い。
私感ですが、こういうギャグって洋画っぽいですね。

すったもんだして何とか体を引き剥がせたジョセフ達でしたが、マライアの登場で事態は一変!
原作でこの場面を読んだ時は「えっ、どうすんの!?」とヒヤヒヤしましたが、この後出てくるマジシャンズレッドの能力を利用した見事な回避方法に唸らされました。
そしてあの「こっ このビチグソどもがァーッ!」のマライアの表情で爆笑。アニメ版ではこの直前に悔しがるマライアの可愛い表情でタメが入り、その後であの表情が出るという演出がなされました。
また、マライアが胸ポケットに仕込んでいた大量のナットを飛ばす場面もお色気たっぷり。それにしてもジョセフ…(笑)。

戦局は一転し、マライアのスタンドの特性を見抜いたジョセフはアヴドゥルと共に敵を挟み撃ちにする作戦に出ます。
この時アヴドゥルが焼き切った線路を背中にくっつけたままマライアを追っていくのですが…重くなかったんでしょうか。
また、アニメ版ではこの後でオリジナルの場面が挟まれていました。ポルナレフ、そんなにひどく言わないであげて(笑)。

ジョセフ達の体に色々な金属製品がくっついていくときの音楽も面白かった! 何だかコントみたいな光景でしたね。
そして…最後は再び追いつめられるも、ジョセフの見事な機転で決着ッ!
倒れたマライアが小さく「ビチグソが…」と言っているのも細かい。
しかし、マライアが押しつぶされる描写、原作より痛そうでしたね…。

最後は承太郎とポルナレフが立ち去った直後、次なる刺客・アレッシーが登場!
そして今回のエンドロールで、アレッシーの声を演じるのは小野坂昌也さんであることが正式に発表されました!
もうあちこちで予想されていましたが、小野坂さんはやっぱりアレッシー役で出られるんですね。今回のラストと次回予告でアレッシーの声が少しだけ聞けましたが、嫌味なキャラクターにピッタリの声でした。
声と言えば、今回のマライアの声も見事でしたね。「オホホホ」という笑い方や可愛らしい喋り方、激昂した時の声など、キャラクターにピッタリでした。

次回は承太郎&ポルナレフvsアレッシーのエピソード・前編。次回予告に出て来た子供ポルナレフの声、どこかで聞いたことがあるような…もしかして「キルラキル」の満艦飾又郎を演じた藤村歩さん?
次回もオインゴ・ボインゴ戦やアヌビス神戦、今回のマライア戦同様初めて映像化されるエピソードなので、どんな演出が入るか楽しみです。アレッシーが出てくるところはやっぱり怖く描いてほしいですね。