「相棒 Season13」第5話を見ました。
今回は「冤罪」と「司法取引」が絡んだ重い話。ある冤罪事件を調べていた特命係の二人でしたが、そこに甲斐君のかつての上司が関わっていたことが発覚し…。

シーズン5で放送された薫ちゃんの恩師の話(第15話「裏切者」)を彷彿とさせる話でしたが、今回はそれよりもさらに重い話でした。あちらでも証拠のねつ造・そして調査を途中で権力により止められるなど、今回と似た展開がありましたね。そういえば、この話にも大河内監察官が登場していたんでした。
今回のカギとなってきたのはもう一つ、「司法取引」。まだ日本では導入されていない制度です。
前回の感想でちらっと書いた「ストーンオーシャン」でも登場しており、こちらでは徐倫が司法取引によって罠にはめられてしまうという展開が描かれていました。

「裏切者」の単なるリプレイかと思いきや、更に重い要素を入れて来た今回。ショックの大きい展開でしたが、最後に岩倉の娘が甲斐君にお礼を言う場面で少し救われました。「真実を暴いても誰も幸せにならない、不幸になる人がいる」という言葉が今回出てきましたが、特命係が真実を暴いたことで岩倉と娘の確執が消え、この親子が救われたというのもまた事実です。
甲斐君は今回の事件で警察の現実を目の当たりにして、一体どんな思いを抱いたのでしょうか。


次回は「ママ友」がテーマの話。ある行方不明事件を引き金にママ友同士の確執が浮かび上がってくる、という物語です。
また伏線に富んだ面白い話が見られそうです。