アニメ版「スターダストクルセイダース」第17話を見ました。
17と言えば、スタープラチナの名前の由来になったタロットカード「星」の番号ですね。

ラバーズによってジョセフを人質に取られ、ダンを攻撃できないようにされた承太郎。それをいいことに、ダンは承太郎をこき使い痛めつけはじめる。
一方、離れたところにいた花京院達は小さくしたスタンドをジョセフの脳に入れてラバーズを追い出そうとしていたが、ラバーズの思わぬ反撃に遭って苦戦を強いられる。
果たして彼らは、卑劣なる刺客・ダンを倒すことができるのか?


今回は鋼入りのダン戦・後半部。イライラ・冷や冷やさせられた前回とは打って変わって承太郎達の反撃とスカッとするオチが描かれました。

前回すっかり書き忘れていたのですが、鋼入りのダンを演じた声優さんは岸尾だいすけさん。これまた有名な声優さんです。実はとあるファンサイトにて第15話が放送された後、ダンの声を演じるのが岸尾だいすけさんだと当てていた方がいたんだとか。
…何でわかったんだろう。

少し脱線したところで本編の感想に移りましょう。
前回に引き続き、ダンにこき使われる承太郎。今回は前回以上のひどい目に遭わされます。それはもう、目を覆いたくなるぐらい。
しかし、承太郎だって黙ってはいませんでした。彼は、ダンがやったことを逐一メモに書き留め、後でこれらの行動の「ツケ」をまとめて払わせると予告します。
一方のダンは「どうせ無駄だ」と余裕綽々でしたが、その後承太郎の言葉は現実のものとなってダンの身に降りかかることに…。

ラバーズの分身が大量に出現する場面は不気味なのになぜかコミカル。
「最も最も最も最も最も…」の部分の演出はラバーズの大合唱と合わさって結構怖かったです。
しかし、締めの「最も恐ろしいィィーッ」の所でポーズを決めたラバーズ達にスポットライト(ラバーズの眼光)が当たる演出には思わずクスリと笑ってしまいました。緊張しっぱなしだったので、ここで緊張が少しほぐれてホッとしました。

今回一番よかった場面と言えばやっぱりダンへのとどめですが、それ以前に面白かったのがジョセフが脳内の肉の芽を取り除く場面とその後のポルナレフとのやり取り。
原作では肉の芽がどうなったかは描かれていなかったのですが、アニメ版ではジョセフが波紋で消滅させるという描写が追加されていました。
そしてこの後にポルナレフがジョセフにかけた言葉が…
「しかしこれで、ジョースターさんもにくめないヤツになったってわけだ。」
そう、香港の戦いでポルナレフの肉の芽を取り除いた後にジョセフが言ったのと同じダジャレです。まさかここであの場面との対比が来るとは思ってもいなかったので、ちょっとニヤリとさせられました。

そして皆様お待ちかね、「お仕置きターイム」!
あの「三ページ分のオラオララッシュ」が動いている所が見られて、たいへん満足&スッキリ。
そういえばダンの二度目の降参の時に承太郎が「今度顔を見せたら1000発ぶち込む」と言っていましたが、思えばこれが三ページ分のオラオララッシュへの伏線だったのかもしれません。
ちなみにここの場面でぶち込まれたオラオラは50発を超えていたそうですが…もう100発ぐらいぶち込んでもよかったんじゃあないかな。


さて、卑劣なる強敵との戦いも終わり、次回は太陽戦。
全体で見ると箸休めとなる回です。でもこの敵も結構強力なんですよね。
次回はちょっと放送時間がずれるので、間違えないようにしないと。

―――
今回で初めて気が付いたんですが、オープニングのラストのスタープラチナがガラスの壁を壊す部分、よく見るとガラスの壁に背を向けたDIOが映っているんですね。
「DIOを倒すための旅」という物語全体のテーマに沿ったいい演出です。