<話の内容>
・テレビアニメ版11話…ハングドマン戦後半
・OVA5話…ハングドマン戦後半


<原作・テレビアニメ版11話とOVA版5話との相違点>
1.ハングドマンがポルナレフを襲う場面~ポルナレフと花京院が逃走する場面
・原作・テレビアニメ版…ホル・ホースが「カモ~ン ポルポルくぅ~ん」と言ってポルナレフを挑発する描写がある。
ポルナレフを捕えた後のハングドマンのセリフは「このアホをとどめるとしよう!」
ポルナレフ達は近くに止まっていた車を使って逃走する。
・OVA版…ホル・ホースがポルナレフを挑発した時のセリフが変更されている(「ポルポルくぅ~ん」の部分は同じ)。
ポルナレフを捕えた後のハングドマンのセリフは「このアホにとどめを刺すとしよう!」
車で逃走するところは同じ。逃走に使った車は花京院が乗ってきたものに変更されている(4話で花京院がポルナレフを捜す際に(恐らくスピードワゴン財団から借りた)車に乗っていく描写がある)。

2.ポルナレフ達がハングドマンの能力を見抜く場面
・原作・テレビアニメ版…ポルナレフ達に近付いてきた子供は手ぶら。
・OVA版…ポルナレフ達に近付いてきた子供は薬箱を持っている。

3.J・ガイルが物乞いを巻き添えにしてポルナレフ達を襲う場面
・原作・テレビアニメ版…J・ガイルはすぐ近くからポルナレフ達を見ている。
ポルナレフ達は物乞い達の目の中を反射して移動し続けるハングドマンに斬りつけられ負傷する。
・OVA版…J・ガイルは高台の上からポルナレフ達を見ている。
ポルナレフ達が負傷する描写はない。

4. J・ガイルの最期
・原作・テレビアニメ版…J・ガイルはシルバーチャリオッツにめった刺しにされ絶命(針串刺しの刑)。
J・ガイルの遺体は吹き飛ばされた後道端のがれきに引っかかって逆さ吊りになる。
テレビアニメ版では顔を斬られた後に逃げ出すも閉じられた門がある場所でポルナレフ達に追い詰められてとどめを刺され、遺体は吹き飛ばされた後後ろにある門に引っかかって逆さ吊りになる。
・OVA版…J・ガイルが顔を斬られた後ポルナレフに命乞いをする描写が追加されている。
当然この命乞いは聞き入れられず、そのまま針串刺しの刑を食らって絶命する。
ポルナレフが最後の一突きと同時にJ・ガイルの顔を殴り飛ばす描写が追加されている。
J・ガイルの遺体は吹き飛ばされた後鉄条網に引っかかって逆さ吊りになる。

5.ホル・ホースが逃げる場面
・原作・テレビアニメ版…ホル・ホースはJ・ガイルが倒されたことを知らないままポルナレフ達の前に現れ、ポルナレフからJ・ガイルが死んだと知らされて逃亡。その直後に駆けつけた承太郎達に出くわして追いつめられる。
そこにホル・ホースを慕っていた女の子(ネーナ)が現れて彼を庇い、その隙にホル・ホースは逃走する。
ホル・ホースは馬に乗って逃げる。
・OVA版…ホル・ホースはJ・ガイルが倒されたところを間近で見ており、逃亡しようとした瞬間に承太郎達に出くわして追いつめられる。
女の子に庇われるくだりは同じ。
ホル・ホースは大型バイクに乗って逃げる。

6.次回への引き
・原作…承太郎達はホル・ホース逃走後に彼の逃げた場所から立ち去る。その時、ジョセフが腕に取りついたエンプレスの発した声を聴き、同時にホル・ホースを慕っていた女の子が次の刺客であることが示唆される場面で終わる。この後次のエンプレス戦へと続く。
なお、ジョセフの台詞で「アヴドゥルを埋葬した」とあるが、実は本当に埋葬したのかどうかははっきり描かれていない(これが後の展開への伏線になる)
・テレビアニメ版…承太郎達がホル・ホース逃走後に彼の逃げた場所から立ち去る場面で終わり、次のエンプレス戦へと続く。
ジョセフがエンプレスの声を聴く描写はカットされている。
・OVA版…承太郎達は町の外でアヴドゥルを埋葬した場所を訪れた後立ち去っていく。
その後息子の死を悟って狂乱したエンヤが復讐を決意する場面が描かれ、ジャスティス戦に続く。
次のエンプレス戦の場面はカットされている。
原作とは異なり、アヴドゥルの墓がはっきり描写されている。


<おまけ・OVA版前半部のオープニング>
・前半部のオープニングは、第1部終盤のジョナサンの最期(船の沈没事故)を描いたものになっている。
・ここでジョナサンの左肩の「星形のアザ」が描かれている。
・原作とは違い、ジョナサンが致命傷を負わされたのは「空裂眼刺驚」ではなくDIOが伸ばした血管針。またこの時点で血管針の先端に肉の芽がついているのが見える。
・第1話ではこのオープニングが承太郎の夢として描かれており、第3部と第1部との物語のつながりがより強くなっている。