アニメ版「スターダストクルセイダース」の第9話を見ました。
「我々の中に裏切り者がいる、花京院はDIOの手先だ」というメッセージを念聴で受け取り、動揺するジョセフ達。
一方、承太郎は花京院と共に外出していたが、そこで花京院が普段なら取らないような言動・行動を数多くとるのを目の当たりにする。彼が何かにとり憑かれたのではないかと考え、花京院の目を覚まさせようとする承太郎。だが、その花京院は新たな刺客が化けた「偽者」だった!


「他人に化ける能力」を持った敵が登場し、さぞや主人公たちが苦戦する話になるのだろうと思いきや、実はギャグ回だったという話。

初っ端から偽花京院の行動に大いに笑わされました。
アン、驚くところそこじゃない!(笑)

ちなみにこの回の敵「ラバーソール」の名前はビートルズのアルバム「Rubber soul」が由来なのですが、「カブトムシ」を「4匹」食べるのはビートルズとかけているのでしょうか。
後、カブトムシを食べてたのはラバーソール本人ではなく、ラバーソールのスタンドです。
知らないで見るとビックリするんですよね、この場面…
なぜ食べていたのかは承太郎との戦闘の場面でちゃんと説明されます。

高速「レロレロ」すごいな、声優さんかなり練習したんだろうな…このアニメに出演される声優さんはみんな演技力の高い方ばかりなので毎回驚かされます。
でも、本性を現した後のラバーソールの声はもう少し相手を嘲った感じがあった方がよかったかも。

ジョースター家最大の戦法「逃げる」! ジョセフの顔が出てきているところから察するに、きっとこれはジョセフから教わったんでしょうね。
逃げる承太郎を嘲笑うラバーソール。しかし、ジョースター家の「逃げる」戦法は単なる苦し紛れではなく相手を倒すための策につながるものでもあります。
水の中に落とされたラバーソールは息ができなくなり、息継ぎをしようと水面に顔を出した所をスタープラチナにぶん殴られ、遂に反撃を食らいます。

今回の戦闘シーンは「青」がメインカラーで「黄色と緑」をアクセントカラーにした配色。
承太郎がイエローテンパランスの攻撃を食らう場面では、熱を加える部分では緑をメインに赤をアクセントカラーにした配色・冷やそうとする部分では青をメインに緑をアクセントカラーにした配色でした。主人公たちが逆転する場面だけでなく敵から攻撃される場面でも色を変えるというのは細かいですね。赤と緑でイエローテンパランスの毒々しさも増していましたし。

ジョセフ達が家出少女から連絡を受ける場面と、その直後に本物の花京院がやってきたことで承太郎と一緒にいた花京院が偽物だと気づく場面はアニメオリジナル。ここも前回のオリジナルシーン同様原作の補足になっています。本物の花京院がどこで何をしていたのかは私も気になっていたので、これでスッキリ。
ちなみに、花京院は置いてきぼりにされたので日光浴をしていたそうです。
しかし何で置いてきぼりにされたんでしょうね。昼寝でもしていたんでしょうか。それとも、偽者の花京院が先に承太郎達の所に来たから承太郎が先に行ってしまったんでしょうか。

そういえばラバーソールが他の刺客の情報を話す場面で「運命の車輪」の名前だけ出てきませんでしたね。彼は「運命の車輪」のことは知らなかったんでしょうか。後、「死神」の名前が出てきたということは、後半に出てくる「死神」のスタンド使いと面識があった・もしくは情報だけ知っていたのかも?
そしてラバーソールに反撃する瞬間のスタープラチナの「ニヤリ」と笑った顔のカッコいいこと!

花京院の「レロレロ」も笑いました。平山さんの方もかなり練習されたんでしょうね。



次はいよいよ前半最大の山場となるあのエピソード。
承太郎達の前に現れた次の刺客は――ポルナレフが捜していた妹の仇「両右手の男」だった!
彼の罠にはまってピンチに陥るポルナレフ。そして、誰も予想していなかった事態が起きてしまい…。
次回予告のセリフは明るいものばかりですが、この回の展開は重くなるんだよなあ…それが辛い。
サブタイトルに「その1」とあるので、前後編になるようですね。
次回も目が離せません。

ホル・ホース役の声優さんは誰になるんでしょう。OVA版の若本規夫さんだったら個人的に胸熱なんですが。
大塚芳忠さんのような渋い声を希望します。

そうそう、声優さんで思い出したのですが、OVA版でジョセフを演じた大塚周夫(おおつか・ちかお)さんとアニメ版第2部でワムウを演じた大塚明夫さんは親子なんだそうです。
親子そろって「ジョジョ」のメディアミックス作品に出演するとは、すごい縁。


6月4日 一部追記修正