水戸市議会議員川崎アツシのシセイ【市政・姿勢・至誠】報告  "Demezo's eye" -2ページ目

茨城県議会議員選挙を終えて

茨城県議会議員選挙が終わりました。


今年の選挙も投票率が50%を割り、少しずつ改善されてきているとはいえ本当にさみしい数字でした。未だに市民県民の方々の暮らしと議会とが全く距離が遠いということの証左でもあると思います。また、選挙戦のさなかに特定の候補者の事務所に執拗な嫌がらせがあり、その後殺人事件にまで発展してしまったということは、茨城県政にとって、そして私たち茨城県民にとってとんでもない汚点となりました。絶対に起こってはならないし、先人達が築き上げてきた暴力によらない地域の意思の決定装置である「民主主義」への挑戦でもあります。絶対に許してはいけません。犯人の1日も早い逮捕と、事件の全容の解明を求めます。また、もし仮に本当に選挙妨害を狙ったものであるとするならば、このことによって利する陣営や候補者の方の償いを心の底から求めます。犠牲になられた方の無念を思う時、本当に胸が痛みます。心よりお悔やみ申し上げます。


今回の選挙を見たときに、この結果は「民主党」に対する逆風のみが注目された選挙であったなと強く感じます。私はこのことに強い違和感を感じざるを得ませんでした。つまり、完全にこの選挙からは「茨城県の課題」「茨城の政治」に対する視点がすべての人から私も含めて抜け落ちていたのではないかと思うのです。


メディアの報道の論調はすべて「政権交代のあとのはじめての選挙。民主党が地方議員を増やし、党勢拡大を図り、そして安定した政権運営を行えるか否かが焦点」「相次ぐ政府の迷走、政治とカネに対する不信が大いに影響」「茨城県議選の敗北で一気に政局へ発展する」などと喧伝するものでした。選挙戦が終わって、ある敗戦した候補者へのインタビューは「民主党への逆風が影響しましたか」「党本部の責任、総理の責任をどう考えますか」の1点張り。そこにしか興味がないようでした。本人は、自分なりの完成と思いを持って茨城県政を何とかしたいと思い、戦って、そして敗れたにもかかわらず、東京を中心とした大手メディアは民主党批判のコメントを民主党の候補者からとりたいという気持ちが見え見えで、そのデリカシーのなさに憤りを感じるほどでした。


そして、かくいう私も「地方議員を増やさなければいけない」と声をからして走り回っていました。多くの有名国会議員が大挙して押し寄せることも、実際にはその風潮を高めてしまうこととなりました。結局、メディアの人と私自身も変わらないのです。


選挙が終わって改めて思います。これらの議論に「地方」「地域」はありません。相変わらずの国会議員の手足としての地方議員という構造でしか物事を見ていません。結果として、地域社会において一生懸命、地道に根を張って頑張ってきた地域にとって必要な議員が数名、「逆風」によって吹き飛ばされました。


地方の政治と国政の政局を分断して、別個のものとして取り扱うことが私たちも、メディアも、有権者もできるかどうかということは、地域主権・地方分権という時代を目指すに当たっては本当に重要なことだと改めて感じます。


地域政治に党派が必要か、従来の党派を超越し地域に課題に特化したローカルパーティー(地域政党)の結集こそ必要なのではないか。そんなことを改めて強く感じています。


今回の県議選では党派に限らずいくつかのミラクルが起こったように思います。筑西市で初当選したの設楽詠美子さん(民主党)やひたちなか市で初当選した大谷明さん(無所属)などは、はっきりいってまさかの当選でしたが、この苦しい選挙をくぐりぬけたいままでにはなかったタイプの茨城県議会議員だと思います。新しい価値観をどんどんと注入していただき、同世代の声を先輩世代にストレートにぶつけ、そして時代を変えていっていただきたいと心の底から思っています。


蓮舫大臣、水戸へ来る!

今日はお知らせです。
県議会議員選挙が告示され激しい戦いが展開されています。
今回の県議選はこれまでの県議選とは大きく意味合いが違います。

その第一点は、茨城県政を牛耳ってきた大ボス議員達の引退です。
茨城県議会の選挙が他県と違いこの時期に単独で行われる理由は
1966年の「黒い霧解散」が行われたから。議長ポストを巡る議員
同士の贈収賄事件で、多くの現職議員が訴追されました。
その出直し選挙において、収監されたまま獄中から当選した議員や
逃亡先から当選した議員が複数いました。今では信じられないことです。
そのような闇を背負った茨城の県政が今回ようやく人的に改められる
大事な世代交代と刷新の機会であるということです。

第二点は、本格的な政権交代後、全国で初めての県議会議員選挙である
ということです。民主党政権を巡っては本当に厳しい逆風が吹き荒れて
います。政権交代によって税金の使い道が変わり暮らしが変わるという
市民、県民の期待に応えくれていないこともその一因であろうと思います。

子ども手当の例をあげるまでもなく、確実に政府レベルでは税金の使い道
は大きな変化を見せています。今回の5兆円の補正予算についても、
そのうちの3500億円は地域活性化交付金として地域の実情に合わせて自由に
その使い道を決められるもの(いわゆるこれまでのひも付き補助金とは違い
ます)となっていますが、現実にその交付金の使い道と分配を決める地方議会
が今までと変わらなくては結局末端での施策に変化が生まれてこず、
むしろ中間組織みたいなところで一部の人たちだけが相変わらずその交付金の
恩恵を受け続けるようなこととなります。そこを変えねば、地域の時代、
分権時代の政権交代の意味をなすことができません。


今回の選挙、ぜひ足をお運びいただきますようお願い申し上げます。

さて、事業仕分けで大活躍の必殺仕分け人!蓮舫行政刷新大臣がいよいよ
水戸で街頭演説を行います。急な告知ですが、一人でも多くの皆さんに
蓮舫大臣の生の訴えに耳を傾けていただきたく、告知させていただきます。
私も司会を担当します。ふるってご参加ください。


【民主党街頭演説会】
時間:2010年12月8日(水)14時から
場所:京成百貨店前(水戸市泉町)
弁士:蓮 舫  行政刷新大臣
   福島のぶゆき衆議院議員
   ほか

※都合により時間が前後したり、変更もあり得ますのであらかじめ
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

姉妹都市アナハイム訪問報告

私にとって5年ぶり2度目のアナハイム市訪問は、都市の変化と発展や強い地域アイデンティティの醸成を強く感じさせてくれる機会となった。また、地域の方々との交流会はもちろんのこと、アイスホッケーの観戦を通じて市長のご家族との交流をも多々ことは貴重な経験となった。ここではいくつかのトピックを取り上げてまとめとしたい。

○高速鉄道計画と都市再開発

 カリフォルニア州ではサンフランシスコとロサンゼルスを2時間30分で結ぶ高速鉄道建設計画が推進されており、2011年よりいよいよ着工することとなっている。アナハイム市についてはこの計画の進捗に合わせた500億円規模の都市再開発が計画され、観光・コンベンション・アミューズメントを中心とした都市交通基盤整備と大規模な再開発が予定されている。この事業は民間の資本投資のみならず合衆国政府や州政府による大規模な資本投下も予定されているものであることがプロジェクトとしての重要性の高さを物語っている。交通網の変化や発展が都市構造を大きく変化させるきっかけ、要素となることの事例であると強く認識した。同時に、そのような大きな転機において都市の目指すべき方向性を明確なビジョン(コンベンション都市的性格)として打ち出すことの重要性を示すものであった。

MLBエンゼルス、NHLダックス、ディズニーと地域アイデンティティ

 アナハイム市のシティアイデンティティは、エンゼルス、ダックス、ディズニーの3要素によって構成されているように感じられた。2つのプロスポーツチームについては街のいたる所にこれらのフラッグやタペストリーなどが掲出され、街全体で応援している雰囲気を醸し出している。エンゼルススタジアムは市民の誇りとして堂々とそびえたっており、HONDAセンターにおけるダックスの試合に至っては市長も市民も一緒になった熱狂的な盛り上がりに「街」としての一体感を強く感じ、その姿は私にとってうらやましくさえ見えた。Jリーグチームを有する本市こそ地域密着のクラブチームをどのように街のアイデンティティを育むキーコンテンツとして活かしていくか、その取り組みを大いに研究すべきものと改めて感じた。また、ディズニーは、これらのクラブチームについてはもちろん、バスケットボールの大学リーグをはじめとした数々の地域プロジェクトを積極的な支援を行っている。地域に根差した企業として地域アイデンティティンの醸成に貢献している重要な事例であるといえる。プロスポーツクラブ、地元企業、自治体の連携の構図のあり方を大いに参考にしたい。

○福祉と都市バリアフリー

 アナハイム市のみならず、アメリカ滞在中には電動車いすの利用者の多さに驚かされた。そのため、アミューズメント施設や公共施設においては車いす対応のバリアフリー化やスタッフの細やかな心遣いが徹底されている様子を見ることができたことは大変参考になった。一方、車椅子を利用されている方や足を悪くしておられる方の多くは体型的にかなり大柄な方が多く、このことが足腰の弱体化に強く影響していることを感じざるを得ない。オバマ政権が掲げる高騰する医療費の抑制や国民皆保険の確立については非常に困難な道のりであることを強く感じさせられた。

 今回の交流会においては今夏、水戸を訪れてくれた2人の女子高校生と会話を交わすことができた。彼女たちは水戸でのもてなしについて熱く語ってくれ、また水戸を訪れることを約束してくれた。今後とも特に若者や学生層を中心とした交流をより積極的に行うことこそが、より充実した都市間協力を構築するうえでも重要であると考える。そのためには現行の短期間の相互派遣のみならず、短期交換留学などのプログラムをつくることも一案である。また、アナハイム市で毎年冬に行わていれる楽器の祭典「WinterNamm」と水戸芸術館との交流など新たな取り組みも有効なアイデアとして今後検討したいと思う。