介護施設を選ぶ時のチェックポイントと認知症 | 認知症介護は思いやり

認知症介護は思いやり

認知症は社会問題です。介護の担い手のお嫁さんが働かねばならないなどのご自宅の事情から、在宅ケアもままならからです。しかも認知症の症状は複雑です。レビー小体型認知症の母の10年以上に及ぶ介護経験から介護保険利用の仕方、介護、症状をやわらげるやり方を教えます。

介護施設 認知症介護

認知症介護していくのに介護保険で利用する介護施設サービスは、必要となります。

例えば、デイサービスを利用すれば、要介護者の方を昼間あずかっていただけます。その間にご家族の方は、ご自分の時間を持てるわけです。何をするわけでなく、ごろごろと昼寝をするだけでも、認知症介護ストレスから解放されるわけですから。

ご家族が、施設サービスを選ぶ時のチェックポイントをあげてみます。

・施設の介護職員の方たちがお年寄りを敬愛し、さりげなく支えてくれそうか。

・職員の方もがゆったりと幸せそうに仕事をされているか。

・介護されているご家族がいつ訪ねてもOKなのか。

・利用されている高齢者の方の服装や髪型などが尊重されて個性豊かかどうか。

・買い物、散歩など。外出をできる範囲でしていただけるのか。

あとは、できることなら常駐の看護師さんがいるかどうか。

お年寄りが「介護を受ける人」ではなく、介護施設でひとりひとりが尊敬され、時にはその施設で主人公になって輝けるときがあるかどうか。

それが、いちばん大事なことです。利用されている方たちが、自分の中に閉じこもって個性を失っているような雰囲気は、暗いですからね。

笑顔がいっぱいあふれ、元気のいい声が飛び交う。そんな施設に認知症介護されている人は、大事なご家族をあずけたくなるのですから。